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July 12, 2010

悲観することもなさそう

 参院選が終わりました。待つ身としては千葉法務大臣の落選がショックです。しかし落胆しすぎるのもよくないと思います。

 一斉に報じられている通り、民主大敗です。しかし過去の参院選、衆院選で大勝した後ですから多少の反動は覚悟しなくてはならないかもしれません。

 比例代表の得票数で見れば民主が1845万票、自民が1407万票。自民への揺り戻しに加え、みんなの党などへ流れたこともあり、民主党は大きく議席を減らしましたが政党への投票数で見ればいぜんトップです。いろんな見方がありますが、それは専門家に任せるとして、民法改正と絡めた感想を。

 今回の参院選で分かったのは、民法改正反対を大きく掲げても選挙では大勝できない、ということではないでしょうか。

 今回、国民新党、たちあがれ日本、日本創新党などが「夫婦別姓反対」と派手に反対していました。なぜかどこも「選択的」と入れません。彼らの辞書に「選択的」という言葉がないのでしょうか。それだけ短絡的なのだろうかと思いたくなります。短絡的な人には心に響くみたいですけど。

 結果はどうでしょう。獲得議席は国民新党がゼロ、立ちあがれ日本が1、日本創新党もゼロです。つまり支持されていないということです。

 振り返れば選挙期間中は自民党も合わせ、3つも4つもの政党がこぞって「夫婦別姓は悪法だ」といわんばかりに批判し、その横暴さと偏狭さに恐怖すら感じました。それが日本なのかと。しかし排他的で不寛容な主張を恥ずかしげもなく爆発させた国民新党は結局のところ獲得議席ゼロです。それに呼応する有権者はそう多くなかったということなのでしょうね。少し安心しました。

 ただし民法改正を阻止することを重要視する勢力はいます。多くはないのですが、確実に一定数はいるのです。そのわずかな勢力に国民新党ほかが群がり、議席をとれたのはわずかという形になりました。恐らく民法改正をどうしても阻止したい勢力は自民党支持に戻ったのではないでしょうか。

 それにしても、このわずかな票田に群がろうとするのはなぜでしょう。おそらく手堅いからではないかと思います。一般の有権者は重要視する政策がその時々によって変わりますが、ここは民法改正阻止を常に最重要目標として掲げています。ゆえに数は少なくても確実に得票が得られるので押さえておきたいのでしょう。忠誠心の高い顧客ということです。その勢力にアピールするのも簡単です。難しい経済情勢や細かい統計の数字など出すことはありません。「民法改正など絶対にさせません。子どもがかわいそうですから」と言い続ければいいのですから。お手軽です。

 とはいえ、繰り返しますが今回の選挙結果を見て分かるとおり「民法改正、絶対反対」と叫んでも何人も当選させられるほどの大票田ではないということです。

 さて肝心の民法改正の見通しはどうか。民主党は国民新党との連立を維持するそうですが、参議院で3しか議席数がない国民新党の発言力は低下するでしょう。またあれだけ声高に「夫婦別姓反対」と掲げて当選ゼロですから、その主張が国民に支持されているだなんて言えないでしょう。

 千葉法務大臣は落選ですが続投だそうです。といっても、可視化の案件が始まったところなので変更しにくいのかもしれません。落選したこともあり、長期間は続けられないでしょう。大臣はどうなるか分かりません。

 直近の明るいニュースといえば、婚外子相続差別の裁判が最高裁大法廷に回付されることになり、判決が覆る可能性が出てきたことが挙げられます。これまでは合憲という判断でしたが、違憲判決が出る可能性が出てきたということです。

 違憲判決が出れば法律は直ちに見直しを迫られます。最近、(訂正:遺族年金)年金形式で受け取る生命保険金に相続税と所得税の二重課税されているのは違憲という判決になり、すぐさま見直しへと動き出しました。そうでもしないと、同じような裁判が次々と発生してしまう可能性もあるからです。婚外子相続差別に関しても同じことが言えます。違憲判決が出たら民法は改正を迫られます。これはひとつの契機になるかもしれません。

 最後に昨日の当確インタビューで民主党の前川議員が「選挙戦で訴えてきたことの1つに民法改正があります。これを実現します」と話していたそうです。民主党には理解のある議員がまだまだいるということです。希望を捨てず、声を届けることが大切ですね。

 ということで、民主党は大敗ですが民法改正実現への希望と勇気は継続して持ちつづけようと思った待つ身でした。

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Comments

 落ち込んでましたが、こんにちは。
待つ身さんのコメントを読んで 希望が少し見えました。
自民があれだけ議席を取るとは思いませんでしたし
ショックでした。
 確かに 民法改正阻止!で選挙で票が採れるという法則はなさそうですね。奈良の前川氏がTVで「民法改正の実現」とはっきり言っているのを聴いて とても嬉しかったです。むしろ 反対派を怖がるばかりに 自分の信念を弱め 民法改正のことを避けることの方が 票を失う?とも感じました。

 先にコメントしましたが 投票には若者は殆どいなく沢山の老人達が来てました。これは 自民に票が流れてる?やばい!と思いました。
私の知人の老人達に自民支持がいて 人に頼まれたとか義理とかで票を入れてます。こんなに自民で痛い目にあっているのに
バカだなと思います。
 新成人の有権者数は 全体の1.1%とと言ってました。
若い有権者数の少ないのに驚きました。
今回の投票率は 60%を切ってます。かなりの老人達の有権者数があると思いますが 自民支持は かなり高齢者が多いと思います。若者が選挙に行くことこれが とても大切だと思います。
老人の意見が反映され 若者の意見が 政治に取り込まれません。
今 民法にしろ、労働環境にしろ 若者が犠牲になっていると思います。若者の世代が選挙へ!そうなれば 情勢はかなりかわると期待します。私は 元気な高齢者達と接する機会が多いので 感じていることですが 高齢者達は 頭がとても固く、新しい発想は持ち合わせてません。信念を持たない自民党支持者が沢山存在する。日本が沈んでいった原因は 長老が政治をして 高齢者達は選挙に行き、若者が選挙に行かなかったことだと思います。
 未来を変えるのは 若者達です。毎年 少ないが 新有権者の若者が増えてきて 世代交代が進むことに期待します。
 そうすれば きっと近いうちに 選択性夫婦別姓法案が成立すると思います。ただ 若者が選挙に行かなければ 状況は悪化するばかりだと思います。

Posted by: ゆうゆう | July 12, 2010 06:12 PM

千葉法務大臣の落選で、また民法改正も足踏み状態かとショックを受けておりましたが、待つ身さんのコメントを読み、元気が出ました。
確かに、大阪では民主党からタレントの岡部まりさんと事業仕分け人の尾立源幸議員が出馬しましたが、消費税反対と夫婦別姓反対を掲げていた岡部さんは落選されました。お笑い100万票といわれる大阪ですので、どうなるやら?と見守っていましたが、当選されたのは尾立議員だけでした。
民法改正を強く訴えても票にはつながらないのですね。
反対派の議員にメッセージを送ることが大切と以前、待つ身さんに教えていただいたので、私なりにできる事をしようと思います。

Posted by: 別姓で肩身狭い | | July 12, 2010 07:59 PM

ゆうゆうさんと同じく私も、千葉さんの落選とネットで書き込まれている彼女を罵倒する言葉の数々を見て、だいぶ落ち込んでいました。でも、待つ身さんの、冷静な目で現状を分析するコメントに希望はまだありそうな気がしましたよ。

最高裁での違憲判決が出れば、司法からの追い風も期待できるというのは、とても良い話ですね。もちろん、楽観できる訳ではないのはこの10何年間の経過から十分に身に滲みているつもり。
本当にこの民法改正が必要になるだろうこれからの若い人たちに、感情論ではなく、今までが法的に不平等であったという現状認識と、自分達がどうありたいかという将来展望を持って、この問題と少しでも向き合って欲しいと思うのです。
私の娘達にはそのことを事あるごとに話しています。とは言っても、まだ、将来を考えるような歳ではないのですが(^^;)。

今後も、希望を持って今後を見守りたいと思います。
ありがとうございます。

そうそう、コメントの中の「…最近、遺族年金が相続税と所得税で二重に取られているのは違憲という判決になり、…」という部分。「遺族年金」だけでは誤解がありそうですよ。公的年金の遺族年金(は非課税です)ではなく、「生命保険契約」という表現があった方がよいと思います。余計なお世話ですが。

Posted by: 蓼食う虫 | July 12, 2010 09:14 PM

>ゆうゆうさん

そうですね、有権者に年配者が多いので、政党や候補者はそちらにアピールする主張が多くなりがちですよね。もっと結婚が身近な世代が投票するなら、変わるでしょうね。

>別姓で肩身狭いさん

岡部まりさん、夫婦別姓に反対だったんですか。あらら。

>蓼食う虫さん

ご指摘ありがとうございました。修正しました。

選択的夫婦別氏制度を阻止したい勢力にとって、私たちがあきらめることこそ彼らの望むことです。決してあきらめないこと、あきらめないと言い続けることが大事なのだと思います。

Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | July 12, 2010 09:54 PM

前向きであられるのですね。それは素敵な事だとは思うのですが……。
怖いのは積極的な反対派以上に、多くの国民の無関心さだと思います。当事者が困っているといくら訴えても、大した問題ではないから現状のままでいいと、なあなあのままにしてしまっている。実現の容易さで言えば基地やダムよりもずっと先に決定されていいような問題なのに。
法制化を待っている間にも女性はどんどん年を取って行く、それがどうして分からないんでしょう。
本当ならば、去年のうちに可能になってもおかしくなかった筈です。夫婦別姓なんてその程度の容易さだった筈です。それが未だに実現しないとは……この国の前時代度はちょっと計り知れない所まで来ていると思います。各国では同性結婚、パートナーシップの法制がどんどん進んでいるというのにこの国では、たかが名前をどうするかくらい、どうして個人の自由にならないんでしょう。

Posted by: nanami | July 12, 2010 11:39 PM

はじめまして。半年後に事実婚をしようとしている者です。

私も開票日から、民主大敗&千葉法相落選で落胆して落ち込んでおり、少しでも希望の光を求めていました。待つ身さんの予見に私も少し救われました。

ただ依然、選択的夫婦別姓導入を強力に推し進めてきた千葉法相が落選したことを、民主党が「国民は選択的夫婦別姓制度に反対している」と受け取りはしないかという懸念が残ります。ネット上でも、千葉法相落選を悪意を持って喜ぶ輩が沢山いるようです。

こうしたことで、民法改正の動きが鈍るのではないかと大変危惧しています。待つ身さんはその辺はどう思われますか?

Posted by: かめ | July 13, 2010 10:31 AM

>nanamiさん

まさにこの言葉に集約されますね。「たかが名前をどうするかくらい、どうして個人の自由にならないんでしょう」
それだけ名前とは人間とは家に所属するものだという感覚が強く残っているのですよね。ただそういう感覚の人はさほど多くはないのですが、その思いや政治への影響力が強いため法改正を阻止できているように思います。

>かめさん

確かに推進力は減るかのように見えますよね。でも政治って分かりません。
ただ千葉さんの落選と民法改正との関連性を見いだそうとするのは無理っぽいと思います。それに千葉さんだけが取り組んできたわけでもないですし。

選択的であるということ、現状は当事者が合意していても制度が婚姻届を受理しないという法律的に不条理な状態であることを冷静に考えれば法改正はなされるべきです。悪意にひるむことなく、勇気を持って信念を貫こうと思います。

なーに、自民党政権時代に比べればまだまだ希望はありますよ。あの時はもっとひどかったですから(笑)。

Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | July 13, 2010 11:50 AM

はじめまして。
夫婦別姓について興味が湧いて検索していたらこちらにたどりつきました。
私がこれまで興味がなかったのは私自身姓が変わることに違和感がないからです。
今年籍を入れる予定ですが、姓が変わるとまあ面倒だろうな…というくらいで、私個人としては正直そこまで困らないだろうと予想しています。
むしろ育った環境のせいもあって結婚して姓が変わることは憧れでもありました。
(母子家庭でしたが、母は旧姓、私は父親姓でした。いろいろあってどちらの姓からも逃れたいという気持ちがあります)
ですから特に夫婦別姓に反対というわけではないのですが、どこか他人事と言うか…nanami様もおっしゃっていますが、正直無関心でした。
まさに”たかが名前くらい”の話がこれ程先送りされ、長きに亘って解決されていない事実も知らず、なんとなく、近々そうなるんだろうと思いこんでいたほどです。
選挙の際もどちらかというと自分自身に関係のある政策を中心に考えて投票しました。
今回の千葉さんの落選はあらゆる意味で大きかったのですね…

資料館の方も拝見させていただきましたが、とてもわかりやすかったです。
ただ、私にこだわりがなさすぎて薄っぺらいせいか、そこまで別姓が必要とされる理由というのはいったいどういったものなのか単純に不思議に思います。
とても切実なのだということはなんとなく伝わってくるのですが、いまいち別姓を切望されている方の立場を想像することができません。
何かその辺の理由を具体的に例を挙げるなどして解説くださったら…姓を変えることによってどれほどの困った事態になるのか、どんなこだわりがあるから姓を変えたくないのか、そういったことを資料館にまとめて下さったらもっと共感する気持ちをもって読めそうだと思いました。
もしも機会がございましたら、そういった内容について触れていただければ…と思います。

Posted by: ゆん | July 14, 2010 11:52 AM

>ゆんさん

この問題に関心を持ってくださり、またコメントもお寄せくださり、ありがとうございます

もう少し事例をとのこと、検討してみます。当事者にとってはうんざりするほど語り尽くされた話題であり、プライベートをさらす勇気も要ります。せっかく開示したとしても、意地悪な人が「そんなの大した理由にならない。ただ結婚や相手に不満なだけだ」と一蹴されて傷つくことも少なくありません。

それでもまだ否定的でない人には少しずつ話していく必要があると思います。おそらく当事者は相手を選んで話すと思います。理解しなさそうな相手には話さないでしょう。傷付くからです。そうやって分かる人はすごく分かる、分からない人はとことん聞いたことがない、分からないというギャップができてしまうのでしょうね。

事例、追い追いまとめてみます

Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | July 14, 2010 03:09 PM

こんにちは、ぴのこと申します。
ずっと以前一度くらい書き込みさせていただいたかもしれません。
(一部投稿内容重複していたらすみません。)

今回の選挙では落ち込む事ばかりでしたが、こちらの記事を読み少し希望がもてました。
私は10年ほど前、姓の件で結婚をやめました。
全部の価値が合う人は居るはずもありませんが、
自分が壊れそうになってしまいそうで、これだけは譲れない所だったからです。
今は理解あるパートナーと巡り合い事実婚です。
家族も高齢者の多い近所の方にも何も言われる事はありません。
家族として認識してくれ仲がいいと好意的に受け止めてくれています。

人様のHPで、ゆんさんの疑問に少しばかり答える?ことをお許し下さい。
私の場合は、姓が変わることは憧れ希望?というゆんさんと同じで
単純に姓が変わらない事を度合いが強いだけで、ただ願っているだけです。
社会での不便さというより感情の問題なので説明しにくいです。

選択性が普及すれば母親若しくは父親と違う姓を名乗る人も当たり前になるでしょう。
親子が違う姓を名乗るのはおかしいと言うのならば
離婚後も子供のために結婚時の姓を名乗らなければいけない気がします。
実際は離婚時には選択肢があります。
それに比べ結婚の時は選べないのは不思議です。

家庭的な事情で姓を何度変わり、結婚時には夫の姓を希望した亡き友人がいました。
別姓を望んでいない彼女が、自分が希望通りに夫の姓なったのにも関わらず
私の希望が叶わない事を悲しく思い涙を流してくれました。
大切な思い出です。

Posted by: ぴのこ | July 15, 2010 11:31 AM

ゆん様(並びに管理人様)

横から失礼いたします。
答えになっていないかもしれませんが、単純に『私の氏名=私という存在』だと感じているから、ですね。

会社の仕事で顧客に、「ここは是非○○さんに頑張って頂いて・・・」と、会社名でなく私の個人名で頼まれたら、徹夜してでも全力でその顧客のために頑張りたいと思いますね。私の氏名を出されたことで、私という存在を頼られていると感じるからこそ、そう言う気持ちになります。
逆もまた真なり。結婚だろうが何だろうが、私の氏名を否定されることは、イコール私自身の存在を否定されたものと感じるでしょうね。それは、14年前に私に事実婚して欲しいと申し出た私の妻も、同じだと思います。

自分の妻のことなのに「同じだと思います。」って、想像で言っているのは妙だと思われますか?
何を隠そう私は、今まで一度も妻に「何で事実婚にしたいのか?」を聞いたことが無いんです。
この先もたぶん一生、聞くことは無いでしょう。

私の氏名は私だけの物です。それにどんなこだわりを持とうが持つまいが、それは私だけに与えられた権利であり、例え自分の親であろうが妻であろうが、それに対して文句を言うことを、私は許しません。
同様に妻の氏名は妻だけの物です。「貴方と結婚したいけど、私の名字は変えたくない。」と妻が言ったのだから、理由はそれだけで充分だ、と、私は今でも思っています。

Posted by: 別姓お父さん | July 15, 2010 01:27 PM

ご無沙汰してます。
夫婦別性問題は、なかなか一筋にはいかないんですね・・・
私が生きてる間に、成立できるのかな・・・?

渡部しきいる「みんなの党」は実はなかなかのリベラルという
意見もあるそうですが、民主と連携すれば、少しは希望が・・・?
いずれにしても、険しい道になりそうです。

Posted by: MU@沖縄 | July 15, 2010 03:13 PM

選択的夫婦別姓の導入を望みつつ、事実婚12年目に入った夫婦の夫です。こちらへの投稿は2回目です。
私たち夫婦はこの連休中、相手に「万一」のことがあった場合に自分の財産を相手に遺せるよう、初めて「自筆証書遺言」を作りました。
これまでは事実婚でもあまり「万一」のことなど想像しなかったのですが、昨年妻の入院→退職で「万一」を考え始め、今回の参院選で私たちの望む制度の導入は当面遠のいたのではないかと判断し、遺言書を作ることにしました。
作ってはみたものの、やはり「公正証書遺言」の方が確かではないだろうかなど、悩む点や不安な点もあります。
事実婚で遺言書を作ったという方もいらっしゃると思いますが、よいアドバイスがあったら教えてください。

Posted by: びびんば | July 19, 2010 10:32 PM

はじめて書き込みます。

ぼくはどちらかというと夫婦別姓には反対です。
理由はいくつかありますが、今回は賛成の方の意見を拝見して
色々考えてみようと思ってこのサイトをのぞきました。

拝見して思いましたのは色々な考えはあるけれど、夫婦別姓でいたいという方はようするに自分が慣れ親しんだ名字で生きていきたいという強い思いからきているのだと思いました。

それは僕もよくわかりますが、結局その名字も皆様の父親方の名字ですよね。だれも母方の旧姓を名乗りたいとは思っておられない。ちょっと矛盾と言いますか、皆様の固執してらっしゃるその旧姓も母親は父親の名字を受け入れて名乗っておられるものなんですがそれをそのまま名乗ることには抵抗感はないと・・・。

今まで夫婦同一姓でやってこられたので今度夫婦別姓になった場合皆様は慣れ親しんだ姓を使うことはある意味自然なことかもしれませんが、皆様の子供たちはどう考えるのでしょうか。父親・母親の姓がちがってどちらかを選ばなければならないと・・・。私には子供にとっては酷で不必要な負担をかけはしないかと思いますがいかがでしょうか。

Posted by: おじゃま | July 24, 2010 02:33 PM

  はじめまして。最近別姓についての話題をよく見かけるのでお邪魔しました。私も「ゆん」さんと同じような立場・感想を持っています。私は選択的夫婦別姓そのものには賛成ですが、個人的には現制度で困っていません。みなさんが切実さを訴えたいのはわかるのですが、正直なところ選択的夫婦別姓を望んでいる方々の切実さって、端から見ているとそれほど大したことではないのではないかと思ってしまうのです。というのは、選択的夫婦別姓実現を訴える方たちはなぜ裁判で争わないのでしょうか?遠い過去に少数の裁判があったみたいですが、本当に切実なら5,6年おきに最高裁まで争う事例があってもおかしくないと思います。管理人さんが言及されている婚外子の相続格差問題では、過去15年間で、最高裁小法廷での判決や決定が5件あったそうです。

  婚外子の国籍法規定違憲判決や性同一性障害者の戸籍の性別変更に関する判決なども記憶に新しいところですが、これらも圧倒的少数派である当事者が粘り強い法廷闘争をしてきたから法改正が行われたのだと思います。それに比べたら、潜在的受益者の数では桁違いに多いと思われる選択的夫婦別姓を望む有権者の皆さんは、切実さがないんじゃないかと思われても仕方がないように思います。また最近では、とっくの昔に選択的夫婦別姓を実現したアメリカのカリフォルニア州で、同性婚の禁止が憲法違反かどうかを司法で争っています。これも最高裁までもつれ込むことが確実ですが、仮に負けても同性婚支持者は闘い続けるでしょう。

  ちょっと辛口ですが、別姓を望んでいる人はほとんど一部の政治家に他力本願なだけで、権利を勝ち取ろうという意識が上で挙げたいくつかの事例と比べて希薄すぎるのではないでしょうか?「別姓反対」は一部の保守層に対して選挙でアピール材料になり得るけど、「選択的夫婦別姓の実現」を掲げても私のような大多数の非当事者である有権者にとっては(たとえ同情的であっても)、残念ながら投票判断の材料にはなりません(もっと他の政策のほうが重要)。したがって、政治家にとっても優先度は低いし、逆に意見が割れる法案に積極的に手を突っ込んでも良いことはないと思うでしょう。

 政治家に頼み込んでるだけの間はとても実現するとは思えませんよ。肝炎やエイズ薬害も裁判で闘って、被害者から国会議員まで出して法律ができたじゃないですか。最高裁で違憲判決を勝ち取れば国会は法改正しないわけにはいけません。それをやってやろうという国民が多数出ないうちは日本に選択的夫婦別姓なんて無理なような気がします。

Posted by: 蛙子 | August 08, 2010 03:23 PM

>おじゃまさん

ちょっと認識にずれがあるようですね。
私にとって、自分の名前は父親の苗字ではありません。
私が人生をスタートしたときに与えられた苗字ですので、私の苗字です。

子どもにとって酷だとか負担だとか、それがあるならば同氏を選べばいいことです。同氏でいる方が夫婦や子どもに酷であり負担であるならば別氏を選べてもいいのではないでしょうか。同氏しか選べないのは不自由ではないでしょうか。

「選択的」であるということ、よくご理解ください。

>蛙子さん

おっしゃること、よくわかります。
そのあたり、とても微妙ですね。

訴訟して勝ち取ればいいだろう、確かに。
しかし薬害のような生命への危険とか婚外子のような人権上の明かな不利益と比べたら、氏名権・人格権というのはさほど重要視されにくい問題です。それは努力不足だと言われれば否定できませんが、勝ち目が少なく、世間の後押しが期待できるか不透明であれば、訴訟するパワーをかけられるかというと難しいでしょうね。待つ身も申し立てで止まっていますから。

でも過去に「せめて通称を使わせて」と10年かかって高裁まで裁判した事例はあります。これがなければ通称使用が今ほど利用可能ではなかったでしょう。訴訟をやる価値はあると思います。しかし金額も労力も相当つぎ込まなくてはなりません(ちなみにその時の弁護士は福島みずほさんや榊原さんだと聞いています)。

別姓問題は不便さ・不利益さでいえば薬害や婚外子ほど大きくないにしても、小さな不便や不利益を抱える人数はけた違いに多いというのも特徴です。

また「夫婦・家族=同じ名前」という強い固定概念を持つ人からの抵抗感が大きいことを考えると、世間感覚として別姓を受け入れられるような空気を社会で醸造していくことも大事です。

焦らず、まずは自分の周囲だけでも理解者を増やす、こうした地道なことが重要ではないかと思います。最高裁違憲判決にターゲットを絞るのも戦略的にはありだと思いますが、それがないと実現できないとも思えません。

悲観しない、あきらめない、焦らない、地道に頑張るだけでも大事です。違憲判決を目指して頑張りすぎて燃え尽きたら元も子もないですから。

もし蛙子さんが違憲判決に向けて頑張るというなら、待つ身は応援しますよ。

Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | August 09, 2010 11:06 AM

「もし蛙子さんが違憲判決に向けて頑張るというなら、待つ身は応援しますよ。」

ですから、私は選択的夫婦別姓自体には賛成ですが、個人的に現制度で困っていないと申し上げました。私が指摘したかったのはまさに管理人さんほど熱心な方ですら他力本願的発想や行動から抜け出せない、それが外から見ていると「切実さ」が足りないと見える、ということです。このコメント欄で書かれている「切実さ」というのは客観的に見ると薬害被害者や婚外子の方々のそれと比べて明らか・絶対的に軽い「切実さ」であり、一部とはいえ強硬な反対意見がある中で、あえて立法でそれを乗り越えるエネルギーや動機が議員にも一般有権者にも見つかりません。

「勝ち目が少なく、世間の後押しが期待できるか不透明であれば、訴訟するパワーをかけられるかというと難しいでしょうね」「訴訟をやる価値はあると思います。しかし金額も労力も相当つぎ込まなくてはなりません」

再び一般有権者という「外野」の立場からすると、そういう言い訳が、「所詮その程度の不便さ」、「今まで我慢できたのだから急ぐことないんじゃないの?」となるわけです。もちろん地道に理解者を増やすのは大事ですが、本当に法律を変えたいのならそれだけではダメでしょう。必死で裁判で闘っている人が何人も出てきて初めて世間もやっと本当に切実に困っている人がいるんだなと理解できると思いますよ。薬害被害者の方々と違って、命や人権に直接関わらない問題だからこそなおさら、裁判という形で世間にその真剣さを訴えなければ伝わらないと思います。

婚外子差別だって身近で困っている人なんか一人も知りませんが、報道で何度も裁判の話を聞くたびに当事者の思いが伝わってきます。お金も労力も、場合によってはプライバシーも晒して、最高裁まで過去15年間で5件も行っているんですよ。迫力があります。裁判所だってそれくらい立て続けに訴訟が上がってくれば、判断基準も変わってきます。一方別姓は通称使用や事実婚で何とかなってるから裁判するほど切実じゃないんだな、とも感じます。

Posted by: 蛙子 | August 10, 2010 03:48 PM

うふふ。自分は困っていないから行動する必要はないというお考えですね。しかし「違憲判決を勝ち取るくらいやれ」ともおっしゃる。ということは、誰かに行動を起こしてほしいというお気持ちがあるのではないですか?
他力本願はお互いさまではないでしょうか。
私をムチ打っても腹いせにしかなりませんよ。

Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | August 11, 2010 07:02 PM

>管理人様
追っ付けレス、失礼いたします。

>蛙子様

そもそも裁判に馴染まない性格の話ではないでしょうか?
薬害だったら「製薬会社に損害賠償請求をする」。
遺産相続を巡って非嫡出子であることで相続額に差をつけられたのであれば、「同額を相続させよ。」と遺産分配の責任者を訴えるとか、他の相続人との調停を申し出る。
訴訟に馴染み易い案件だとは思います。
が、「民法による同姓の強要は違憲である。」って、誰を訴えれば良いのでしょうか?自分に同姓を強要した夫?姑?別姓の婚姻届を受理しなかった役所の窓口担当??
なんか違うような気がするなぁ・・・。

では、民法の違憲性だけを裁判に訴えるって、そもそもそんな方法はあるんでしょうか?
裁判所には、「個別具体的な訴訟事件の審理を通じて、違憲立法審査権の行使が認められている」そうですが、そもそもの「個別具体的な訴訟事件」ってのが何なのか、夫婦別姓問題の場合、はっきりしないのではないでしょうか。

ともかく、今の日本で国民が法律の改正を望むのであれば、立法府の人間、即ち政治家に対してアクションを起こす。即ち投票行動で自分の意思を示すか、直接陳情するか、が、唯一の正当な手段だと思います。
しかも14年も前に、法制審から民法改正答申が国会に出されている。あとは国会審議するだけなのですよ。それを片っ端から大声出して潰してきた連中がいるってだけ。
今更一般市民が、例えば夫や姑や役所の窓口を訴えても、何の意味があるのか?と、思います。

それともいっそのこと、例えば亀井静香氏を訴えるとか?しかしそれだって「自分の政治信条を述べただけだ。」と言われておしまいだと思いますけど。

Posted by: 別姓お父さん | August 12, 2010 01:02 PM

裁判をするのなら、相手は国です。
待つ身なら、当事者が婚姻の意思があるのに婚姻届を受理しないこと、それによって生じた損害、精神的な苦痛などを賠償せよ、というのが主張です。
根拠は憲法13条と24条です。
とは言え、弁護士団を雇う費用や労力を考えると、なかなか踏み切れませんね。
他力本願と批判されてますが、この問題は法制審答申もあるので、政府与党主導で家族政策として進めていくのがいいありかただなと思います。
違憲判決が出ればかなり有利になると思いますが、数人に訴訟で頑張ってもらうことを期待するのは酷ではないかと思います。

Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | August 12, 2010 09:32 PM

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Tracked on July 17, 2010 05:41 PM

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