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December 03, 2009

国会への請願署名

 少し間が開いてしまいました。国会ではちらちらと夫婦別姓が話題になったりしているそうですが。

 国会が終わるころになると請願署名の数を確認していたりするのですが、ちょっと心配なことが。これまで夫婦別姓や民法改正に関する署名は絶え間なく提出されてきましたが、反対の署名は2002年のただ1度だけでした。

 ところが今国会は反対も出ているのです。

 現時点での署名をまとめるとこんな感じです。


【民法改正を求める請願】

民法を改正し、選択的夫婦別氏制度の導入を求めることに関する請願

 合計通数:657名

 紹介議員:藤田一枝、小宮山洋子、池田元久、川内博史、郡和子

選択的夫婦別姓の導入などの民法改正を求めることに関する請願

 合計通数:1,122名

 紹介議員:赤嶺政賢、笠井亮、穀田恵二、佐々木憲昭、志位和夫、

      塩川鉄也、高橋千鶴子、宮本岳志、吉井英勝、石毛えい子

【民法改正に反対する請願】

選択的夫婦別姓を認める民法の一部改正反対に関する請願

 合計通数:476名

 紹介議員:竹下亘、長勢甚遠

選択的夫婦別姓制度の法制化反対に関する請願

 合計通数:10,798名

 紹介議員:北村茂男、古屋圭司


 民法改正を要望する側は毎年通りのペースです。そう多くはありませんが、地道に出しています。しかし反対側は2002年の5万4千ほどではありませんが、1万を超えるものが出ています。賛成側で1万を超えるものはそうそうありません。

 世論的には「選択的なんだからいいでしょ」と容認が増えてきつつあるように思いますが、反対する人たちの拒絶感は相当強く、政治的な行動力も並々ならぬものだと認識した方がいいと思います。

 だからこそ、これまで何度も成立が阻まれてきたのですから。

 ただし請願署名の数で審議や採決に影響を及ぼすことはありません。前にも述べましたが、請願署名とは「気持ち」を国会に届ける手段でしかないのです。もちろん相当数あれば考慮せざるをえませんが、それは数十万、百万くらいの単位でないとインパクトはないのです。

 (2002年には反対派の署名を出した団体はメディアの前で「180万の署名」とダンボールに積み重ねた署名をアピールしたそうですが、衆議院に提出された署名は5万4千通でした。あれは今でも謎です。来年の通常国会でも似たようなことをやる可能性はあるかと思いますが)

 それに近年では賛成側の請願署名は集めていつつも、Webで大々的に募っているようすでもありません。効果があるわけではないですから。

 もし出したければ、紹介議員に問い合わせてみるのもいいでしょう。または自分で用意してもかまわないのです。詳しくは衆議院のサイト「請願の手続き」をご覧ください。紹介議員は地元の衆議院にお願いするか、上記賛成の議員事務所に問い合わせるといいでしょう。ただし自民党の議員だと(反対が多く)断られる確率が高いので気をつけてください。引き受けてくれる議員もいますけど。

 ただですね、請願署名を出すくらいなら議員に民法改正の要望を伝えて理解してもらうことのほうがずっと効果があると思います。政権交代して民法改正法案が審議される可能性はとても高くなりました。意欲のある議員が要職を務めていますから、来年が大きなチャンスです。

 しかしこの請願署名にもあるように、たった1万とはいえ、賛成側を大きく上回る数字があるわけです。したたかに反対する人たちもいるということを念頭に楽観してはいけないなと思う次第です。

 追記。朝日新聞「民主、所属議員の請願紹介を制限 違憲の指摘も」によると、民主党が当所属議員に請願署名の紹介議員になることを自粛するなど指針を出したそうです。これで推進側の請願署名が減ることも考えられますね。

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Comments

残念!反対派の署名が1万以上集まっているのですか。

夫婦別姓そのものだけでなく、外国人参政権の問題や、扶養控除廃止も含めた民主党全体への反発も含めて、反対の署名が集まっているように思いますが・・

とにかく、通常国会に無事法案が提出されるのを祈るのみです。

Posted by: しまあじ | December 04, 2009 at 07:50 PM

>民主党全体への反発も含めて・・・

ホントそうみたいですね。民主党の政策となると全てにおいて売国に見えると言う感じです。(まあ実際そういう政策が目立つけど)

今のところ、左翼は賛成派、保守は反対派が多いようで、ちょっとショックです。
歴史に興味があるのでちょっと気にいっていたこのブログ、久々に開いたらこんな記事が・・

http://kukkuri.jpn.org/boyakikukkuri2/log/eid748.html

管理人が主婦の方らしく女性のコメントが多いみたい(私はしたことないけど)ですが、別姓反対意見が多くたまに反論もあります。


Posted by: ちゅら | December 06, 2009 at 12:20 PM

こんにちは。
久しぶりにUPされた記事は、非常にシビアな話ですね。
それでも、これが現実の一つであるなら、一旦は受け止め次の行動を考えたいですね。

ちゅらさんが紹介されているブログ、軽い気持ちで見に行ってみたら、なんだか頭が痛くなってしまいました。
姓一つだけで、「周囲に迷惑を欠けていることが分からないバカ」扱い・・本当に気が重くなりますね。挙句に「そこまで実家の戸籍の名前にこだわる方がおかしい」というコメントまで。これこそ憲法違反も甚だしいですね(笑)

ところで、ちゅらさんのコメントに「民主党案はみんな売国的のよう」とありましたが・・前政権の進めていたことの方がよほど売国的だったと思いますよ。最近のマスコミの民主党の扱い方も、ちょっと首をひねることが多いですし、今は情報を丁寧に選択される方がよいと思います。

Posted by: nanaki | December 07, 2009 at 03:16 PM

リンク先、のぞいてみました。

うーん、相変わらず中国だ韓国だ・・・中国人韓国人を見下げる発言、恥ずかしくないのでしょうか・・・完全に人種差別ですよ(あ、人種は同じか)。

明治時代からの家制度、夫婦同姓制度なんて、政府が欧米の真似をしただけだと思うんですがね。

Posted by: しまあじ | December 07, 2009 at 10:02 PM

>ちゅらさん、nanakiさん、しまあじさん

ちゅらさんご紹介の記事ですが、同じ番組について触れたことがあります(タイトルは大阪の方には不快なものになってしまい、反省しています。。)

http://fb-hint.tea-nifty.com/blog/2008/12/post-a695.html

その番組は注目をひくためにわざとやっているところもあるかと思いますが、品位がね。大阪にいる何人かの友人に聞きましたが、番組の男性陣に共感している人は誰もいませんでしたけど。

Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | December 07, 2009 at 10:54 PM

みなさ~ん!不快な思いさせてごめんなさいね。(゚ー゚;
実はリンク貼ってから「まずかったかな・・」と反省してたんです。
(売国とか言うネガティブ表現も避けるべきでした。以後気をつけますね。)

待つ身さんもあの番組に対する記事を書いておられたのですね。
私も前にネットで番組を見た事があるので、それがテキストに起されてたのでざっと目を通してみたのです。(待つ身さん、なんならリンクはずして頂いてもかまいませんよ。)

これからもこのブログを応援しますので記事を更新し続けて下さいね。(*^-^)

Posted by: ちゅら | December 08, 2009 at 12:29 PM

ちゅらさん、お気遣いありがとうございます(^^)。

でもね、現実を知るのも大事ですし、動揺せず流すタフさも大事だと思うので、リンクはそのままにしておきます。

Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | December 08, 2009 at 01:27 PM

どもお久しぶりです。こも太郎と申します。ずっと拝見だけはしてるのですが何分携帯だけの通勤時間を使ってのアクセスゆえコメントまではゆかないのが実情です(^^;)さて先のリンクになっていた歴史関連のブログで初めて大阪の深夜番組のテキストを見た感想ですが一言で言って見る価値無しですね。お互いの話が堂々巡りで宮崎さんのは思いやりの欠片も無い只の暴言にしか聞こえないです。自分だけの感情で話してるようで、私情はさみまくりで評論家としてはどうよ?と首を傾げました。まあこんな人の話には耳を貸さないのが一番ですが、メディアに出てる人だけにあまり出てきて欲しくない人物であるのは間違いがないです。
あと待つ身さんのブログは見易くてよいですね(^.^)他のブログを見たら何だか訳分からない構造で見にくくブログでこうも違うのかと思いました(先のブログね^^;)法改正まで気をぬかず見守りたいと思いますが、待つ身さんも頑張ってブログ続けて下さいね。応援してます(^-^)/
暫く書き込みがないから新型インフルエンザにでもかかってるんじゃないかと心配しましたが大丈夫そうで良かったです。

Posted by: こも太郎 | December 10, 2009 at 09:26 AM

こも太郎さん、優しいお気遣いありがとうございます。
ご指摘のように暴言満載のバラエティというのもあるようですが、相手にしないのが一番かもしれません。場末の居酒屋でやってくれ、って思います。某評論家さん、夫婦別姓がデビューだとか何年も主張しているそうですが、知識も見識も低くてあきれます。

あとブログの見栄えについてはシンプルなのがいいですね。メインは本文で広告ではないので(笑)。

民法改正については来年の春以降が本番だと思います。政権交代後は一時的に盛り上がりましたが、今は嵐の前の静けさでしょうか。インフルエンザは周囲にかかった人がいましたが、待つ身はまだかかっていません。気付かないうちにかかっていてすでに免疫ができているといいなと思っています(^o^;

Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | December 10, 2009 at 12:32 PM

>ちゅら様

リンクを貼って頂いたブログにここ数日間入り浸りで,実に真剣に討論をしてきました。
確かに「こりゃ伏魔殿か?(先方の管理人さん,すみませんこんな表現で)」っつう位物凄いところで,案の定「稲田朋美流ネガティブキャンペーン特攻隊」みたいな兄ちゃんもお出ましになりましたが,ちゅらさんの必死の叫びを耳にして(目にして),自分としてはかなり頑張ってみたところ,あんなところでも人が真面目に話せば真面目に聞いて答えてくれる人達がいまして,そこそこ実のある討論が出来たのではないかと思っております。

本当に良い勉強になりました。

Posted by: 別姓お父さん | December 11, 2009 at 12:52 PM

別姓お父さん、ななんと、お疲れさまでした。。

異文化交流なさってきたのですね。
待つ身もかつて何気なく書き込んだら反対派が集うところでカルチャーショックを受けたことがあります(苦笑

先方の管理人さんも言っておられますが、たとえ賛否や志向が逆でも共通の話題なら行き来することは避けられませんし、それで別の視点で意見交換することは悪いことではないと思います。精神的な徒労はありますけどね。

頑張っても物別れに終わることも多々ありますが、どちらも譲れないということは何らかの事情があるということで、互いに配慮できるといいのかなと思います。

ただ同姓は選べるのに別姓は選べないというのは不公平だと思いますけどね。反対する側の拒絶感に思いを馳せながらもどうにか理解してもらいたいと願う日々です。

Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | December 11, 2009 at 02:01 PM

>待つ身様

異文化,かなぁ。そうかなぁ。
単に「別姓なんて何考えてんだか良く分からない。気味が悪い。」って思っているだけだと言う人が,実は思った以上に多数なんじゃないかな,と言う気がしました。
そう言う人達には,「別姓って言ったってあなた達と何も変わりませんよ。」と言うことを真面目に言い続ければ,分かって貰えるかもしれないなぁ,と,福島みずほさんの発言のパクりみたいだけど,そう思いました。落ち着いて考えれば分かる話だと思いますし。
問題はそう言った「なんとなく同姓派」な人達を,「別姓派に対するネガティブイメージの植え付け」で,囲い込んで離そうとしない連中だよなぁ。
でも彼らの真意が,仮に家制度の復活とかそう言った手合いのものだとすると,本当のところを言ったら「なんとなく同姓派」の皆さんにドン引きされるって思ってるのでしょうか?だもんで,うーだらくーだら長々と,主語も述語も無いような駄文を重ねつつ,結局,「一夫多妻制も認めろって言うのか?」とかそう言う切り返しばかり。ああ言うネガキャンの嵐をかいくぐって,自分達の真意を伝えようってのは,本当に疲れますね。
今回はジャンヌダルクばりに孤軍奮闘されている4年先輩の女性がいらっしゃったので,私もそこそこ頑張れましたが,正直,肩が凝りまくりです。温泉でも行きたいっす。

あ,そう言えば元々あの闘技場への道を付けて頂いたのは,このサイトでしたね。
待つ身さま,どうも有り難うございました。

Posted by: 別姓お父さん | December 11, 2009 at 02:57 PM

別姓お父さん、おっしゃっていること、とってもよく分かる・・つもりです。

「なんとなく同姓派」は多いと思います。家庭とは気を休める場でもあるので難しいこと考えずにすませたいのかもしれません。ちょっとでも違うと違和感があるというのは名前に限った話ではなく、料理の味付けとか習慣とか。でも普通に暮らしていると分かれば、別姓でも受け入れられる人は多いと思うんですよね。

実際の別姓夫婦に会ったことがなく、想像だけだと違和感が膨らみ、次第に拒絶感や敵意を募らせてしまうというか。敵意まで発展してしまうと厄介ですね。諸悪の根源みたいにされちゃいますから。そういう場でのストレスは経験したことがあるのでよーく分かるつもりです。

なんていうか、高所恐怖症みたいなものというと語弊があるかもしれませんが、受け入れられないものを受容するには無理な場合もありつつも、緩やかに慣れていけば克服できることもあるのかも。とはいっても、提案されている制度は「選択的」であり同姓の価値観は維持できるはずなのに、なぜ私たちが苦労して説得しなくちゃならんのだという理不尽さは山々ですが。。

そうはいっても法案が阻止されれば制度は変わらないので。無理をしない範囲で地道に理解を広げることは大事だと思います。今晩は温かい湯に「ふーー」って、長くつかって心と体を休めてくださいな。今日は寒いですし。

今回の努力は法制化の実現へ数日間くらいは近づいたのではないでしょうか。不特定多数のこういう努力の積み重ねがいつか実を結ぶのだと思います。まだ踏ん張らなくてはなりませんが。

なにはともあれ、本当にお疲れさまでした。

Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | December 11, 2009 at 03:46 PM

別姓お父さん
そうだったんですか。いやあ~ほんとにお疲れ様でした。
男性の立場から冷静にいいコメントをされてましたね。ありがとうございます。
私はしばらくコメント遠慮しとこって思ってたけど、折角だから再びお邪魔します。
実は私にとっては最初こちらの方が異文化でして(笑)事実婚とかペーパー離婚とかそれまで私の周りでは聞いた事なかったから少々驚きましたが、読み進むうちによく理解出来ましたよ。

一方あちらのブログの内容はもう10数年前から書籍などで読んでいたのでそう目新しい物ではなく、数ヶ月前南京事件を調べていて見つけました。他の記事で読んだのはは「外国人から見た日本と日本人」他ふたつみっつくらいですが。
最近、必要に迫られて台湾の事を調べていたら、急にあちこちで別姓反対の記事が目立つようになり、おや?と思って賛成派の記事はないかと検索したところこちらに辿り着いたと言う訳です。
つまり私はあちらの側から来た人間ってことですね。(笑)

あちら側から見ると「夫婦別姓なんてとんでもない!」と言う違和感を持つ方が少なくなく、こちらのサイトには、あちらの記事を差別と感じる方もおられました。両者にカルチャーショックを受けさせてしまいました事お許し下さいませ。

今のところマスコミはあらゆる面で真実を報道せず、どちらか一方に誘導する傾向にありますし、インターネットのサイトも玉石入り混じっている事も承知しております。
しかし・・来年あたりからマスコミでも「今まで見た事も聞いた事もない」ような事実がどんどん公表され始める可能性がありますので、みなさんくれぐれも振り回されないように・・お互い直観力を磨きましょうね。(意味不明で終わってすみません。この件はまた機会あれば・・)


Posted by: ちゅら | December 12, 2009 at 02:23 PM

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