稲田氏「家庭像破壊を招く」
本日(2007年1月8日)、毎日新聞紙面「闘論・夫婦別姓の法制化」にて、賛否両論が掲載されていました。
賛成は東北大学教授、沼崎一郎氏。通称使用は政治家や大企業の正社員といった一部の特権であり実際には使えない人も多いと指摘しています。事実婚では夫婦間に財産相続権や共同親権がなく、こうした差別を無くすことが政治の責任だと。また、夫婦別姓だと「子供がかわいそう」という意見もありますが、これは違いを認めない日本社会の「いじめ」の発想そのものだと。
反対は自民党衆院議員、稲田朋美氏。
家族としてのきずなや一体感を弱め、法律婚と事実婚の違いを表面的になくし、ひいては一夫一婦制の婚姻制度を破壊することにつながるからだ。
笑止なんですけど。きずなや一体感は公文書に記載された氏だけではなく、もっと奥深い精神的なつながりです。もし表面上の一体感がほしければ同氏にすればいいだけです。
また法律婚と事実婚の違いを残しておきたいなら、婚姻届を別氏でも受理するように法改正するべきでしょう。これこそが「選択的夫婦別氏制度(夫婦別姓)の法制化」です。表面的な「同氏なら法律婚・別氏なら事実婚」という区別が大事であるなら「法律婚の夫婦が通称で旧姓使用・事実婚の夫婦が通称で配偶者の氏を使用」することも禁止しなくてはなりませんね。
あと夫婦別姓だと一夫一婦制の破壊とはどういう理論の飛躍でしょうか。稲田氏は選択的夫婦別氏制度の法制化の意味が理解できていないのでしょうか。選択的夫婦別氏制度は法律婚の枠内にあり、別氏も法律婚に含めるようにするということです。法律婚の枠内ですから一夫一婦制が破壊されることはありません。議論のテーマに「夫婦別姓の法制化」とあるのに、弁護士で議員でありながら「選択的夫婦別氏制度の法制化」の意味を曲解するなんて相当の無知か悪質なのか。
または事実婚にも貞操の義務があることをご存じないのでしょうか。届出を出さない夫婦、すなわち事実婚夫婦だとほかにも配偶者を持てると考えているとか。だから一夫一婦制の破壊と飛躍するとか。これまでも夫婦別姓だと「重婚が増える」という珍論を見かけたことがありますが、要するに届出を出さなければ貞操の義務はなく、男女や夫婦関係が混乱するという妄想を抱えておいでなのでしょうか。そう考えるならつじつまがあうような気がします。
それにしても。稲田氏の「家族像を破壊」とか「例外を法的に保護すれば、法の理想を犠牲にする」とか、法制度の家族像がありきで家庭を営むわけではないと思うのです。まず人間あり、時代によって人間の営みが変化すれば法制度もそれに伴って柔軟でなくては運用に支障が出ます。「理想像通りに暮らせ」というのは支配者的な発想です。法の理想を固持すれば、人間の生き方を犠牲にすることになります。稲田氏は人間より法律が定めた姿が大事だということですね。
氏名と人格権について、稲田氏はこうも述べています。
子供が親の姓に拘束されるのも、「人格権」の侵害だというのか。
誰がそういうことを言ったのでしょうか。それが氏名の強制とか人格権の侵害にはなるわけないのに、誰に反論しているのやら。新生児は最初は自分の名前がなく、自分の氏名を自分でつける能力もないので親が氏名をつけて人生が始まるのです。新生児には失う氏名がありません。しかし結婚改姓では、すでに何らかの名前を持ち、その氏名で自我や自意識を持った後に婚姻と引き替えに片方が氏を捨てなくてはなりません。人生と共に自分の表象として持ち続けた氏名を捨てなくてはならないから「人格権の侵害ではないか」なのです。
おかしいですね。稲田氏は弁護士であり、国会議員であり、立法の専門家であるはずです。それなのに、「夫婦別姓の法制化」の言葉の意味を理解しておいででないようです。それに事実婚でも貞操の義務がないと考えているようにも見受けられます。こうした根本的な理解不足で反対を述べるから筋違いな主張や批判ばかり。
本当に稲田氏が執筆したのだろうかと疑問すら浮かんでしまいます。待つ身にとっては婚姻の成立と引き替えに片方が氏を捨てなくてはならないこと、夫婦同氏を強制することの合理性に対して明確な主張をしてもらいたかったですが・・・それはありませんでした。
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Comments
もし仮に「事実婚には貞操義務がない」としても、やはり夫婦別姓の法制化が一夫一婦制を破壊することはないですよね。夫婦別姓が法制化されれば、今は事実婚で我慢している別姓夫婦は法律婚に移行するわけですから。貞操義務の外に、別姓を認めると事実婚が増えるという例の誤解(笑)も加えると辻褄が合いそうですが。
司法試験では親族関係はウェイトが重くないのでじっくり勉強する機会がありません。稲田氏経歴を見ると大学卒業後2年でのスピード合格ですし、試験に無駄なことは一切やっていないということでしょう。弁護士という肩書きに似合わない稲田氏の不見識ぶりは、その所為じゃないでしょうか。とはいえ、法案の内容や意味を読み解く力はあってしかるべきですが・・。
Posted by: さくら | January 08, 2007 at 04:56 PM
>あと夫婦別姓だと一夫一婦制の破壊とはどういう理論の飛躍でしょうか。
夫婦別姓が一夫一婦制の破壊につながるなら、今頃北米やヨーロッパはすごいことになっていますね。(笑)日本人女性だけでなく、世界を敵に回しそうな発言です。
Posted by: kitty | January 08, 2007 at 05:08 PM
こんばんは。
TBさせていただきましたので、よろしくお願い致します。
何度読んでも、稲田氏の主張は理解できませんでした。
論理の飛躍も甚だしいです。
早く夫婦別姓を実現させて欲しいのですが、一体いつになるのかとちょっと溜息が出てしまいました。
Posted by: Sayopee | January 08, 2007 at 11:16 PM
こんばんわ。本当に最近「夫婦別姓」について真剣に必要を感じ、ネットをさまよって、ここにきました。
「夫婦別姓」にこだわる私は「姓」に対して変な責任が強すぎるのかもしれませんが、私も付き合っている彼も長女・長男で、親の面倒や、色々なことを期待され、育ってきました。結婚し、彼の姓を戸籍としても負っていくというのは、自分の一族から、抜け、相手の一族に入る・・・というように感じで、私の一族を放棄するように、自分でも思うし、一族や両親からも思われ、残念がられるのではないかとソワソワしているのです。
「夫婦別姓」が合法であれば、なんの心配もなく、結婚し、子供もつくれますが・・・。私の仲間でも特に「長女(年長者)」は、婿をとるように言われ、それができそうにないので、独身でいる人を多く見かけます。
子供が多くて困っているならともかく、少子化で困っている日本が「夫婦別姓」に進んでいかないことが不思議です。
Posted by: maru | January 09, 2007 at 01:04 AM
さくらさん、
本当に仰るとおりです。
夫婦別姓の法制化とは、別姓でも法律婚として認める(含める)ことになるのに、なぜ。。。(汗)
kittyさん、
そうですね。別氏を基本とする国はどうなっちゃうんでしょうね。
それに夫婦同氏の原則がある現行法下において、先日辞任した某税調会長のような事実上の重婚関係(一夫一婦でない)があることは説明できませんものね。
Sayopeeさん、
コメント&TBありがとうございます。
甚だしい理論の飛躍、すごい無知と曲解、上空の爆弾低気圧並に壮絶です。。
なお、ネットで同記事を見つけました。いつまで閲覧できるか分かりませんが、参考まで。
http://www.mainichi-msn.co.jp/seiji/gyousei/news/20070108ddm003070073000c.html
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | January 09, 2007 at 01:08 AM
maruさん、
コメントがほぼ同時書き込みとなってしまったようです。
maruさんのように、手続きや制度を尊重し、かつ実家と配偶者の家族ともに大事にしたいと思う人はいるのに、そんな気持ちがないがしろにされる現行法はおかしい・・・というか、そろそろ改正されてもいいと思います。
仲間はたくさんいますよ。まだ時間はかかるかもしれませんが、諦めず根気強く頑張りましょう。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | January 09, 2007 at 01:33 AM
こんにちは。
maruさん
>「夫婦別姓」にこだわる私は「姓」に対して変な責任が強すぎるのかもしれませんが、
周りが「同姓で当然」の人たちばかりだとそう思わされがちですが、家がどうのとか、戸籍でなにかを背負っていることがなかったとしても、結婚したからといって当然のように自分の苗字(名前の一部)が変えられてしまうのに抵抗を感じるのは自然なことだと思いますよ。
少なくとも私はそういう気持ちです。
そうそう、仲間はたくさんいますよ!
Posted by: ぽんちょろにゃんこ | January 10, 2007 at 06:23 PM
以下、蛇足ですが・・・・・・
この記事へのトラックバックをいくつか読んでみました。
あははは・・・・・ほぉ・・ふく・・ぜっ・・とぉぉぉはははは
・・・・・・です
皆さん冴えてますね。
ということで感想を漏らしたくなって書き込んでしまいました。
失礼します。
Posted by: ぽんちょろにゃんこ | January 10, 2007 at 06:32 PM
「同姓でないと家族としての一体感が欠ける」となると、
子どものころから、浩宮だ礼宮だ紀宮だ…と言われて育った方々は、さぞ、一体感のないご家族なんでしょうねえ…。
Posted by: ×第二迷信 | January 10, 2007 at 10:03 PM
ぽんちょろにゃんこさん、×第二迷信さん、コメントありがとうございます。
関連したブログを読んでいたら、稲田氏の「法の理想を犠牲にする」に対して、憲法24条の男女の本質的な平等を指摘するコメントを拝見しました。すごくいい指摘・反論だと感銘を受けました。
稲田氏は前から(もちろん選択的)夫婦別姓の法制化を阻止することには積極的でして、山本(高市)早苗氏や佐藤ゆかり氏より強い信念をお持ちではないかと私は感じています。
http://ja.wikipedia.org/wiki/稲田朋美
http://shizunaijin.cocolog-nifty.com/blog/2006/09/post_de5b.html
上記記事などを見ると、夫婦別姓を阻止している団体との関係性もうかがえることが分かります。そうした間では今回の稲田氏の主張はなんら違和感なく迎えられているのでしょうね。稲田氏のような感覚や法知識で考える方は少なからずいて、そうした人たちが民法改正の話題が出てくると大挙して阻止する・・・ということがこれまでも繰り返され、いまだに民法改正が実現しないという事実に結びつくわけです。
今回の稲田氏の主張をただ「とんでもない」と笑い飛ばすだけではなく、深刻に背景や反論を考えないといけないのかなあと思っています(ため息)。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | January 11, 2007 at 12:50 PM
別姓で結婚式を挙げてからはや○年。一昨年の秋に待望の第一子(娘)を授かった父親です。昨年,内縁の(!)妻の希望もあって,娘の姓を当方の姓に変えたのですが,その際,家庭裁判所の担当窓口と,親権の扱い等に関してさんざん討論することとなり,改めて一日も早い選択的夫婦別姓の法制化を望む思いを強くしました。
そんな中,今年の年明け早々,稲田氏の主張を新聞で読み,非常に気分を害されました。
夫婦別姓での婚姻が法的に認められないことの問題を,「社会生活上の不便については通称使用の拡大で解決すれば良い。」と極端に矮小化し(言うまでも無く問題の本質は,姓の変更を供用された側のアイデンティティの喪失だと思います),一方で夫婦別姓論の行き着くところは「同性婚、一夫多妻、何でもありの婚姻制度」であるかの如く,極端な論理の飛躍により,(夫婦別姓に賛成でも反対でも無い)一般読者の恐怖心をあおるような物の言い方は,『単なる社会生活上の不便の解消を,民法改正に求めようとする連中の主張を受け入れれば,結果的に,現行の家庭制度自体が完全に崩壊する。』という主張にしか見えません。
本当に稲田氏のお考えが,あの記事の通りであるならば,笑い話にもならない無理解ぶりに,ただ呆れるだけですが,私にはその発言の裏に,氏の真の主張があるようにしか思えず,非常に悪意的なものを感じておりました。(まるで『あなたには先祖の祟りが憑いている。』と行って恐怖心を煽り,高額な仏壇や壷を売りつけようとする連中の物言いのような感じ。)
このブログに辿り着いたことで,氏の真の主張が垣間見えたような思いです。
こういう連中が選択的夫婦別姓の法制化に立ちはだかっているのだとすると,まだまだ先行きは厳しいのかなぁ,と,悲しくなってしまいますが・・・・
常に声を上げ続けるよう,努力するしか無いのでしょうね。
娘のためにも,私も頑張りたいと思います。
Posted by: 別姓お父さん | January 12, 2007 at 01:11 PM
はじめまして。年明けに妊娠が発覚した34歳女性です。10年来の付き合いの彼とは一緒に住んでいるものの特に今まで結婚の話をしたことはなく、それでも不自由なく暮らしてきたわけですが、子供が生まれるにあたりただいま非常に困っています。まだ彼には言ってないのですが、私は名前を変えたくはありません。ということで、いろいろ情報収集していた中でこちらにたどり着きました。
法律が改正されないのは、頭の固いおじさんおばさんが多いのだなぁなんて思ってたのですが、先日ショックなことが。会社で女性ばかりでランチを食べていたときに、夫婦別姓の話になり大半のヒトはどうしてそんなことがしたいのか理解できないとのこと。自分がそうしたいとは意思表明せず「アイデンティティの問題なんだろうねぇ」とやんわりいってみたところ、あるヒトからは「日本の法律では認められてないんだから、そんなにこだわるんだったら、他の国に移住してもらうしかないんじゃない」と一蹴されました。あぁ、同姓かつ同年代であっても、その程度にしか理解されないかぁと思ったら、とても悲しくなりました。
いやぁ、その法律がおかしいと思うんだけどなぁ。別に夫婦同姓を批判しているわけじゃないんだけどなぁ。
これから籍を入れるべきか、まだまだ悩み中です。
子供が生まれるまでに、なんとか法改正されればよいのになぁ・・・なんて夢のまた夢ですかね。
うーん、現実的な方策を考えねば。
Posted by: たま | January 12, 2007 at 06:18 PM
>別姓お父さん
男性で別姓について真剣に考えて実践されている方がいると知ると毎回嬉しいです。
>たまさん
赤ちゃんがおなかにいらっしゃるとのこと。とても切実ですね。
私の周りでも、たまに学生時代の同期(既婚の女性)で話をしても「別姓ってなんのことだかわかんない」という人がいましたから、何も感じない人にはわからないのかもしれません。「だから他の国に移住すれば」なんて乱暴なことが言えるんでしょう。
ちなみに、そう言っている方々は既婚でしょうか、未婚でしょうか。人によっては結婚して改姓に直面して感情的に分かりはじめる人もいるかと思うのですが。
Posted by: ぽんちょろにゃんこ | January 12, 2007 at 08:15 PM
>男性で別姓について真剣に考えて実践されている方がいる
世間の別姓賛成派の男性で多いのは、自分が姓を変えることを考えず(=女性が変えるのがあたりまえの前提で)、そのうえで、女性が変えなきゃいけないのをかわいそうだ、というレベルのみなさん。(ここに来られる人はそんなレベルでないと思いますが)
私は長男で、「妻の姓」にしました。べつに苗字にこだわらないから。
「養子か?」とよく言われましたが、女性で改姓した人が「養子か?」と言われることはないと思います。
「こだわらない男」が先進的に(?)妻の姓にして、現行法では「どっちでもいいんだ」という風潮をつくらなければ、「家制度」の風潮の中で、法律だけ別姓を実現しても、それによって被害を被る弱者も出ると思います。せめて、いまの「妻の姓」3%が20%ぐらいになる状況でなければ。
Posted by: ×第二迷信 | January 12, 2007 at 10:33 PM
>別姓お父さん、
お気持ちよく分かります。うちも別姓ですが、そこそこ仲良くやっているという自負があります。それなのに、実体を見もせずに別姓であるというだけで「きずなが希薄」と決めつけ、批判する声を見るとやはり心外です。お子さんがいればなおさらだと思います。
ご指摘の件、真の主張や悪意的なもの、またその物言い、当たらずとも遠からずというか、なにか似たようなものを感じているような気がします。
余談ですが、約10年前、法制審答申で民法改正が出された時に夫婦別姓を批判する冊子が出回ったそうです。実物はみたことがありませんが、反対する議員の誰もが同じような文句を繰り返すところを見ると、それが今でも教科書となっているのでしょう。そうした冊子を制作する経費はどこから出ているのか、またどこで配られているのか、そういうことを考えると無力感に暗澹たる思いです。
とはいえ、先入観にとらわれず、まじめに考えれば選択的夫婦別氏制度を推進するより阻止するほうが合理性がないはずです。諦めず、根気強くが大事だなと自分に言い聞かせる毎日です。
>たまさん
特に事情がなければ夫婦同姓にする人が多いですから、分からない人にはとことん分からないようですね。しかし他国に移住しても日本国籍がある限り、日本人同士の婚姻では夫婦同氏の原則がついて回るんですよ・・・とツッコミたくなりますが(笑)、思考停止の人にとって「法律で認められれば」OKなんでしょう。説き伏せたくなりますが、反対しなければスルーでもいいかもしれません。
あともう少しのようでいて、膠着状態ですからね。昨年末のAERAの中川氏発言を見ると、反対議員にとって夫婦別姓はおそらく2004年で「息の根を止めた」ものと思っているのかもしれませんね。
http://fb-hint.tea-nifty.com/blog/2006/11/aera_2166.html
でも知恵を絞って不利益は何か、優先順位をつけて不利益を最小限に抑える戦略を編み出すといいと思います。立法の怠慢でこっちが不利益を被るなんてシャクですから。
>ぽんちょろにゃんこさん、×第二迷信さん、
コメントありがとうございます。
ここ最近、同級生の結婚ハガキとか、同僚とか、男性が改姓するケースをたまに見ます。「妻の姓に改姓する男性が3%ほど」というのは、厚生労働省の人口動態調査などが根拠ですが、実際にはもう少し多いのではないかと思うのです。というのも、妻側の氏を選ぶ場合、婚姻届を出す前に夫と妻の親の間で養子縁組を行い、筆頭者を夫にするテクニックがあるからです。実際に私の同級生にもいました。先に養子縁組をすると、「夫の氏」を選んだことになりますから統計には出てこないのです。
http://fb-hint.tea-nifty.com/blog/2005/11/post_36fe.html
個人的には、筆頭者なんて単なる「戸籍の目次(表示)」にしかならないのだから、そんなテクニックを使わなくても・・・と思うのですけどね。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | January 13, 2007 at 04:09 PM
「筆頭者だけ」の数字としても、
養子縁組してる人というのは、結局は「家」制度に縛られてるほうの分類だろうから、(いとこ一人がそれ。伯父一人がそれ。)
「民主主義の下で妻の姓にしてる男性」というのは、やはり3%しかいないんじゃないでしょうか。
「民主的にじゃんけんできめた」結果、夫の姓に、という人もいるんだろうけど。
Posted by: ×第二迷信 | January 14, 2007 at 01:23 AM
>夫婦別姓を待つ身様
『別姓だと夫婦の繋がりが少ない。』などと言う意見。本当,単なるイメージだけの話ですよね。しかし,その「イメージだけ」というヤツが実は曲者で,特にそれを意識していない多くの人には,なんとなく「そうだな」と思われてしまう。
反対派の連中はそれを知っていて,目的は別にあるのだがそれを前面には出さず,あえて「家族の一体感」とか「子供の人格権」とか,イメージだけの(中身は全くのトンチンカンな)話だけを声高に言うので,そのイメージだけが浸透してしまい,こっちがいくら正論を言っても,世間的になかなか理解されない。
昔から連中の使う常套手段ではありますが・・・
それがこの問題の難しさだと思います。
夫婦二人の時は,そんな言われ方をされても,かえって「ウチらの実態を見ろ」って感じで,気にもしませんでしたが,子供の姓の話では,相当イヤな思いをしました。
元々,妻の希望もあって,子供の姓は男女に関わらず,私(父)の姓にしようと決めており,姓名判断も私の姓を前提にして,子の名を決めましたが,法的には籍が入っていないので,子供は生まれた時は母(妻)の姓。これを私が認知しましたが,姓は変わらない。
で,姓を変更したい旨,自治体の窓口に言うと,家庭裁判所の許可が無いと届を受理出来ないと言う。親権をどうするかが判断出来ないとのこと。
家庭裁判所に相談に行き,窓口(事務方)にこっちの主旨を説明すると「現在母親にある親権を,父親に移さないとならないので,その手続きをして来て下さい。」の一点張りで,殆ど門前払い。何で待望の第一子の奪い合いみたいなことをしないとならんのぢゃ!!
知り合いの弁護士に聞いたら,「法的にそんな必要は無い。」と言うので,再度親子3人で裁判所に出向き「知り合いの弁護士が親権の移動は不要だと言ってますが。」と言ったら,ようやっと事務方との面接が許可された。
こっちは0歳児を連れてるってのに,一時間にも及ぶ面接の間中,うだうだと「籍を入れた方が良いですよ。」的な話ばかりされるし,流れでうっかり姓名判断の話をしたら,「夫婦別姓なんて新しいことをなさる方が,姓名判断だなんて,随分と古臭いことを・・・」みたいなことを言って苦笑しやがった。
別姓夫婦は子供の幸せを願っちゃいかんのかよっ!本当に頭に来ました。
結局,一時間粘った甲斐があって(?),親権は母親のまま,父親の姓にしましたが,要するに私には未だに親権が無い訳です。馬鹿にした話だと思いませんか,ほんとに。何とかして欲しい!!
Posted by: 別姓お父さん | January 15, 2007 at 08:49 PM
×第二迷信さん、
なるほど。実質的には「妻の氏」を選んだとしても、養子縁組を経ていると意識には家制度的な感覚があるので、小技なしにストレートに「妻の氏」を選んだケースとは分けて考えるべきかもしれませんね。
別姓お父さん、
その無念さ、本当によく分かります。偏見や制度の不備に直面すると、悔しいですよね。
ただ、法知識の乏しい一般の人とか、現行法通りにしか作業できない一般の公務員に対しては、あれこれいっても不毛ではないかと思う時があります。
というのも、この選択的夫婦別氏制度、および民法改正をするかどうかは、立法府に委ねられており、政策課題です。だから立法に携わる人の理解や価値観に左右されます。どうにもならないのは、推進しようとする国会議員の数が少なく、阻止する方が多いからです。
現状では、別姓お父さんが直面するような法制度の状況や理不尽なお気持ちを、ちーっとも分からない国会議員が多いのです。だからお気持ちをぶつけるなら国会議員、特に地元選挙区、特に今年改選の参議員に伝えると現状打破にほんの少しだけでも伝わるのではないかと思います。もし国会議員に陳情するのがイヤなら、せめて法務省や男女共同参画局などでも効果があると思います。
ただ悔しい思いを抱えて我慢するのは精神衛生上も良くないですから、どこか然るべきところにぶつけてみてはいかがでしょうか。
自民党には夫婦別姓阻止の圧力のほうが大きいようですが、地元の農家のおじさんから「夫婦別姓をやっておくれよ」とお願いされる議員もいるそうです。そうした切実な声の積み重ねが大事だと思います。どこかに伝えられるように、・・・考えてみてください。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | January 18, 2007 at 02:16 PM
FGMです。
いつも、お世話になっています。
稲田さんに付いては「精神に異常がある人間」と思っているので、あまり関わりたくなりですが、家庭像崩壊を招くと言うのは、家族の氏が違ってはいけないと言う意味ですよね。
それなら、現行法でも違うケースは考えられます。
本日18:30から、8チャンネルをご覧になって下さい。
母の父・母の母・父・母・子が同居するケースです。
(民法制定時、平均寿命は40~50歳なので、考えていなかったのではないか? なお、私は還暦の定義を「100歳」にすべきだと思っています。)
私は、
夫婦同氏は、西洋的な考え方で、氏=家族を表すもの。
夫婦別氏は、東洋的な考え方で、氏=祖先を表すもの。
と考えており、
倫理的、宗教的な理由で反対する先生は、分かっていないか、ただの米国のポチと考えています。
(小泉○一郎前首相が反対派の中心人物?)
いうならば、夫婦同氏は2世代家族的な考え、夫婦別氏は3世代家族的な考えなので、田舎のおじいちゃんも納得してくれるでしょう。
この点に付いては以上です。
Posted by: FGM | January 21, 2007 at 05:26 PM