強者は有利
愚痴です。強い者には人が群がる、そしてそれは維持されるということです。
与党議員には陳情が集中します。官僚も手厚く法案を説明してくれます(タダで懇切丁寧に教えてもらえてうらやましい苦笑)。与党が法案の事前審査を掌握しているからです。そうなると、現状の把握も、行政が考える対策も、必要なデータも与党は持てることになります。
こういう背景があると、与党の政策というのもほぼ官僚の意向が組み込まれていて、それでそこそこソツのないものができあがるのだと想像しています。それに与党なら国会運営も要職を握っているので有利に運ぶことができます。
そう考えると与党が出す政策に野党が対抗するのは容易ではないでしょう。力のある者は自分に有利なように事を運ぶし、それを維持するための基盤も整えることができます。ますます強くなっていけます。
先日いただいたコメントにもありましたが一般的な意見でもよく「野党は反対してばかり」と言われます。しかし漫才にたとえたら、与党はボケ役で野党はツッコミ役です。野党が反対をしなくなれば与党は好き放題できてしまいます。あら探しが野党の役目です。
でも議席数で負けている以上、抵抗する方法は限られます。淡々と意見を述べても目立ちませんから、結局「牛歩」とか端から見て見苦しいこともしなくてはなりません。お気の毒と感じます。
テレビや街頭演説でもエキセントリックに叫ぶほうが目立ちます。私には自己陶酔に思えるような演説でも、目立てば観衆はついそちらに目がいき、活力があるほうについ期待を寄せてしまうようです。その実績や内容は本当に信頼していいのかと疑問に思うこともあります。
本当に仕組みを変えていこうとするなら、与党の構成員をシャッフルするのではなく、与党と野党をシャッフルすることのほうが効果があると思うのですけど。
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> 先日いただいたコメントにもありましたが一般的な意見でもよく
>「野党は反対してばかり」と言われます。しかし漫才にたとえたら
>、与党はボケ役で野党はツッコミ役です。野党が反対をしなくなれ
>ば与党は好き放題できてしまいます。あら探しが野党の役目です。
あら探しが野党の役目、そういう「野党根性」が今まで日本の政治
の硬直化を生んだ元凶です。政権交代が実際に起こるアメリカでは
意見が割れる法案では是々非々で議員が自分の信念に従って行動し
ますし、これはという自体では与野党結束して国益のために動きま
す。そういう姿を普段から見ているから国民は政権交代をためらわ
ないのです。
> でも議席数で負けている以上、抵抗する方法は限られます。淡々と
> 意見を述べても目立ちませんから、結局「牛歩」とか端から見て見
> 苦しいこともしなくてはなりません。お気の毒と感じます。
議席で負けているのは選挙で負けたからで、それはその党の責任で
す。牛歩戦術がダメだとはいいませんが、先の郵政法案のように審
議拒否という国会議員としての職務不履行(我々の税金で給料貰っ
て何をやっているんでしょう)で抵抗するなんてなんてあきれまし
た。民営化自体には賛成というのなら国会で徹底的に審議、議論し
て法案を自分達が目指すものに近づける努力をしていたら、少なく
とも私は責任政党として政権交代に期待できたと思います。
> 本当に仕組みを変えていこうとするなら、与党の構成員をシャッ
> フルするのではなく、与党と野党をシャッフルすることのほうが
> 効果があると思うのですけど。
それはそのとおりだと思います。だけどただ政権交代をすれば良い
というのは間違いです。政権交代の結果責任ある政権が誕生し、国
民が満足できなければ、細川・村山政権から再び自民党支配が続い
たように日本の政治構造はますます硬直してしまうでしょう。私も
政権交代が実現する社会になってほしいですが、今の日本の野党の
甘さには失望しています。
Posted by: 007 | September 07, 2005 at 02:50 AM
たびたびありがとうございます。
責任政党というと一般的には与党のことを指しますが、
007さんは与党の責任と実績についてはどう評価なさって
いるのでしたっけ。
野党に失望している気持ちは分からなくありません。
でも私は野党よりも与党に強く失望しています。
特に夫婦別姓の扱いについて。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | September 07, 2005 at 11:50 AM
夫婦別姓の扱いについては与党のこれまでの実績に失望しています。野党による動きも非常に物足りませんが。
今回に関して言えば、政府と与党が公約を貫き、今までにない形で私欲や私情を排除した政治行動に期待してしまうところがあります。本来野党にこういう姿を見せてほしかったのですが、残念ながら私には政権交代を期待させてくれるものは見えませんでした。
現実的に考えれば夫婦別姓は超党派で実現すべき課題だと思います。選挙後には野党にも積極的に与党内の選択的別姓容認派と調整して実現を目指してほしいと思います。
選挙で負けて自分たちの民法改正案がそのまま通るはずがないのは当たり前。審議もされない法案をポーズとしてだけ提出するような今までの野党根性を捨てて(税金と時間の無駄)、与党を割るような法案を調整して実現できることから先に実現するべきです。
Posted by: 007 | September 07, 2005 at 03:39 PM
もうひとつ別姓に関して。
「強者は有利」ということですが、こと夫婦別姓に関しては数の上で与党内でも野党内でも容認派のほうが有利のはずです。一部の強硬な反対派と、(いざ決断を迫られれば容認派にかたむくであろう)多くの無関心な議員(国民もそうですが)のため実現しないので、「強者は有利」といって愚痴るのはちょっとおかしいのでは?本来強者(多数派)であるはずの別姓容認派(与野党含めて)がこのごく一部の与党議員をバイパスできない政治力のほうが問題です。
郵政法案みたいな自分や支持者の利害が絡む問題については党議拘束にも逆らいますが、夫婦別姓なんて票や金になるかどうかわからない問題には腰が重い先生方が多いみたいですね。
Posted by: 007 | September 07, 2005 at 03:54 PM
>与党が法案の事前審査を掌握しているからです。
http://www.cc.matsuyama-u.ac.jp/~tamura/horitugadekirumade.htm#yotoujizennsinnsaseido
いまの与党が、事前審査や、党議拘束にこだわるのは、
もともとは、党の統一を保つためだったのでした。
保守系政党の寄り合い所帯から、はじまっているので、
党が割れることには、とりわけ神経質なんでしょうね。
事前審査制度の廃止に対して、「党の統一が維持できなくなる」
という反対意見が、いまだに根強くあるのも、
そういうことなんだろうと思います。
(党の統一に、本当にいまでも、役立っているかどうかは、
ものすごく異義があると思うけれど...)
Posted by: たんぽぽ | September 07, 2005 at 06:46 PM
>政権交代が実際に起こるアメリカでは
>意見が割れる法案では是々非々で議員が自分の信念に従って行動しますし、
アメリカ合衆国では、政党はあるけれど、枠組みはゆるやかで、
党議拘束がかかることは、めったにありません。
それで、各議員はひとり1党並みに、動くことができるのですよ。
また、大統領制ゆえ、議会が政府と完全に分離していることもあって、
それだけの資質が、各議員には実際にあるようです。
日本の議会が批判されるべきことは、与党の事前審査制度もそうだけど、
官僚にべったり依存している体質もあるでしょうね...
議員主体で法案を作れなければ、
「自分の信念にしたがって行動」なんて、できないですからね。
この点では、いまの「責任与党」は、だめと言わざるをえないのですよ。
007さまご批判の、いまの野党第1党は、
党議拘束もあまり設けないし、法案作成能力もあると思うし、
議員主体のアメリカ的議会に近付けようと、努力していると思いますよ。
>あら探しが野党の役目、そういう「野党根性」が今まで日本の政治
>の硬直化を生んだ元凶です。
すくなくとも、007さまご批判の、
いまの野党第1党は、そんなことはないようですよ。
与党の出すかなり法案に対して、なんらかの対案を出していますし。
(真正面から反対するべきときまで、
譲歩や妥協をしすぎているという、批判があるくらい。)
このあたりがあまり見えないのは、過去の印象を引きずっているのと、
マスコミが、そういう取り上げかたをするからだと思います。
Posted by: たんぽぽ | September 07, 2005 at 06:48 PM
夫婦別姓は超党派で行うべき、それはもっともです。
法制審答申があるため法務省はぜひとも進めたいわけですし、
野党もそろって賛成です。政府に近い与党こそ賛成していいはずです。
夫婦別姓は与党・野党でも数の上で有利とおっしゃいますが、ではなぜ現実は成立に至らないのでしょうか。繰り返しになりますが、問題は単独過半数を保持している政党が「賛成」と意見統一できないことです。最大政党が賛成と結論だせない以上、数では有利ではなく不利なのです。政党ごとに意見を統一して採決するのですから。この国ではそういう仕組みの上で政治が進められているのです。
推進側に有利な点があるとすればそれは理論だと思います。法制審答申しかり、法曹界の後押ししかり、法律問題で考えれば民法改正は結論は出ていると思います。足踏みしているのは正しい理解が浸透していないからだと考えています。
「ごく一部の与党議員をバイパスできない政治力のほうが問題」というなら、それは与党執行部の調整能力になりませんか。私は、問題は野党ではなく与党だと強く感じます。それにしても、・・・その政治力こそ、いまの日本の政治が行き詰まっている本質なのかもしれませんね。そういう点に多くの人が問題意識を持てばいつかは変わるかも?。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | September 07, 2005 at 09:34 PM
こんにちは、かなり途中からですが話に混ぜてください。
007さんは
>選挙で負けて自分たちの民法改正案がそのまま通るはずがないのは当たり前。審議もされない法案をポーズとしてだけ提出するような今までの野党根性を捨てて(税金と時間の無駄)、与党を割るような法案を調整して実現できることから先に実現するべきです。
というように
>法案を必死で調整するのが責任ある野党
とか
>選挙後には野党にも積極的に与党内の選択的別姓容認派と調整して
とかしきりに法案調整の可能性に熱くなられてますが、
具体的に例えば、「民法改正において嫡出子ではない子の法定相続分が1/2だったのを3/4で与野党で合意しました。」という内容で「調整しました~」とか言われたらそんな調整いらん、アホかとおもいますよ。夫婦別姓に関しても「選択的夫婦別姓」以外の「例外的」とか「通称案」は上述の法定相続分3/4と同じアホらしさを感じます(その辺は人によって温度差もあるでしょうが)。
何が言いたいかというと、法案文の「てにをは」の文言レベルの調整はあるにしても、この両問題においての本質は制度改正そのものを受け入れるか否かにあるものだと思ってます。家裁の認可がいるとかどうとかの手続き論の部分だけをいじったからといって与党を割るような法案の調整できるでしょうか?賛成派の議員の方は与野党ともに96年の民法改正案で賛成されてると思います。壁になってるのは法案内容が煮詰まってないからではなく、待つ身さんが散々指摘している国会への法案提出までの手続きのあり方の問題まずあり、その手続きによって反対派の議員に簡単に妨害されるという問題です。法案内容をどう調整するかは実は本質ではないのです。それは例外的夫婦別姓制度の件で明らかになったと思います。
>現実的に考えれば夫婦別姓は超党派で実現すべき課題だと思います。
本当に“現実的に”考えれば、超党派で実現なんてムリでは。今回の郵政民営化に関して、執行部に反対した人を追い落とすような制裁をしてるのに、党を割って野党と共同歩調を取る事は今回の比ではない制裁対象になるはずです。執行部が民法改正推進の党が政権をとらないと無理だと思います。現与党の選挙後の執行部が賛成・推進派に変わるならそれでもよいですが、おそらく前幹事長のような方が「過激な性教育・ジェンダーフリー教育実態調査プロジェクト」座長として民法改正の強烈な反対をしっかりと党の中心に据えるはずです。
なので次の2つの判断において
A)郵政など他の政策を判断基準にして民法改姓は諦める。
B)首相の郵政民営化への情熱を基準にして現政権に民法改正を期待する。
007さんがAなら「まあ、そういう判断もありますね~」と流しますが、Bはありえないですよと。それでも007さんがBを主張されるのなら個々人の情勢判断の違いなのでしょうけど。
という事で、まとめると民法改正のブレイクスルーは
その一、与野党交代
そのニ、事前審査のルールを変える
その三、賛成派が現与党執行部を占める
ではないでしょうか。
Posted by: 智恵の智 | September 08, 2005 at 02:58 AM
> 夫婦別姓は与党・野党でも数の上で有利とおっしゃいますが、ではなぜ
> 現実は成立に至らないのでしょうか。繰り返しになりますが、問題は単独
> 過半数を 保持している政党が「賛成」と意見統一できないことです。最大
> 政党が賛成と結論だせない以上、数では有利ではなく不利なのです。政
> 党ごとに意見を統一して 採決するのですから。この国ではそういう仕組
> みの上で政治が進められているのです。
その「仕組み」を変えてくれそうな淡い期待(裏切られるかもしれま
せんが)を持っているのです。郵政民営化は与党内で意見統一できま
せんでしたが、最終的に政府が筋を通したことを評価します。
> 「ごく一部の与党議員をバイパスできない政治力のほうが問題」というな
> ら、それは与党執行部の調整能力になりませんか。私は、問題は野党では
> なく与党だと強く感じます。それにしても、・・・その政治力こそ、い
> まの日本の政治が行き詰まっている本質なのかもしれませんね。そういう
> 点に多くの人が問題意 識を持てばいつかは変わるかも?。
もちろん与党執行部もそうですが、与党内の別姓容認派、さらに党を
超えて問題解決を図ろうとしない野党すべてに問題があると思います。
ごく一部の反対派をバイパスためには、例えば野党側から自民党を割
ることのできる法案を提出するとか、いろいろあったはずです。私は
夫婦別姓に関してはこれまで実現していない以上与党はもちろん野党
にも責任があると思っています。
Posted by: 007 | September 08, 2005 at 03:06 AM
>与党内の別姓容認派、さらに党を
>超えて問題解決を図ろうとしない野党すべてに問題があると思います。
>例えば野党側から自民党を割ることのできる法案を提出するとか、
>いろいろあったはずです。
どんな内容の調整案なら、いまの与党を割って、
超党派で民法改正法案の提出ができると、お考えですか...?
「いろいろあったはず」と、おっしゃるなら、
007さまには、これならうまくいきそうだと思っている案が、
きっといくつかあるのでしょう。 ぜひ、お聞かせください。
Posted by: たんぽぽ | September 08, 2005 at 11:26 AM
うーん。。。無理もないことですが、現状の政治は007さんが期待し想像するものとはかけ離れていると思いますよ。ほかにも多くの人が同じように考えているのでしょうけど。
智恵の智さんもまとめてくださいました。どうもありがとうございます。
現在過半数を持つ政党が仕組みを変えるなんて、まず、あり得ません。特に事前審査のルールは固持されてきています。いまは「改革」と言えば票が集まるから連呼しているだけのように思えます。結局は政権維持が第一優先なのですよ。
それに、与党が野党の提案に耳を傾けるなんて絶対にあり得ません。現に、与党議員の中には民法改正は野党が提案・推進している法案・イデオロギーだと勘違いして反対している人もいるくらいですから。
夫婦別姓が成立しないことについて野党を責めるのは筋違いだと思います。野党は超党派で法案を何度も提出したり、委員会でことあるごとに質問したり、メディアには露出が少ないですが可能な範囲でかなり努力しています。
いろいろとあるだろうと期待したくなるのも分かりますが、たんぽぽさんが言うように現実的ではないのですよ。それは厳然たる事実ですし、法案が成立しないことが確たる証拠です。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | September 08, 2005 at 11:53 AM
> どんな内容の調整案なら、いまの与党を割って、
> 超党派で民法改正法案の提出ができると、お考
> えですか...?
たとえばの話ですが、民法改正のなかでも選択的夫婦別姓
に限って改正する法案とか、場合によっては戸籍姓併記を
伴わない形での徹底した戸籍法改正による「通称使用」
(パスポートその他身分証明は「通称」のみで可能にする)、
とか。知恵を絞ればいくらでも出てくるはずです。その努
力は野党にも与党の賛成派にも見られません。
> 現在過半数を持つ政党が仕組みを変えるなんて、
> まず、あり得ません。特に事前審査のルールは固
> 持されてきています。いまは「改革」と言えば票
> が集まるから連呼しているだけのように思えます。
> 結局は政権維持が第一優先なのですよ。
そうかもしれませんね。政権維持は政党として当然で
す。下手に総辞職して国民不在で政権維持するよりは
ましだと思います。だけど守旧派の議員を切り捨てて
まで公約を貫く与党も数年前までありえませんでした。
> それに、与党が野党の提案に耳を傾けるなんて絶対
> にあり得ません。現に、与党議員の中には民法改正
> は野党が提案・推進している法案・イデオロギーだ
> と勘違いして反対している人もいるくらいですから。
与党の中にも別姓問題を何とかしなければいけないと思っ
ている議員は多くいるはずですし、野党もしかりです。一
部の強硬な反対議員のために10年以上も放置されている
懸案を解決するためにはお互い歩み寄らなければいけない
でしょう。
> 夫婦別姓が成立しないことについて野党を責めるのは筋
> 違いだと思います。野党は超党派で法案を何度も提出し
> たり、委員会でことあるごとに質問したり、メディアに
> は露出が少ないですが可能な範囲でかなり努力しています。
繰り返しになりますが私は与党の別姓容認派と野党の両方
に責任があると思います。簡単に言えば与党の選択的別姓
推進派は野党と組むべきで、野党も与党の推進派を取り込
めるような努力をするべきだということです。
野党が出してきた「超党派」法案は過半数議席を有する与
党を含まないものであり、その時点で成立可能性ゼロ、単
なるポーズだけの法案提出です。質問もいいけど本当に現
実的な政治努力ということを怠ってきた責任を野党には追
及したいです。
> いろいろとあるだろうと期待したくなるのも分かります
> が、たんぽぽさんが言うように現実的ではないのですよ。
> それは厳然たる事実ですし、法案が成立しないことが確
> たる証拠です。
私はむしろ政権交代が実現すればよいと思いますが、今の
野党にはその資格がないという考えです。
「現実的ではない」とおっしゃるなら、現状では政権交
代に期待するほうが現実的ではないような気がしますけど。
与野党含む超党派法案を目指すのと、今までどおり与党
内の頑固オヤジをなびかせるのに努力を費やすのとどちら
が夫婦別姓を実現するために現実的だと思いますか?
10年やってもだめだったら普通この方法では無理だと気が
ついて別の方法を考えます。それを現実的でない、慣習が
許さないなんて郵政法案反対議員みたいなことを言ってい
てはいつまでたっても実現しないでしょう。
これからのことを「厳然たる事実」と言い切ってしまうの
はいかがでしょう。なんとなく別姓反対強硬派の言い回し
を連想してしまいました。
Posted by: 007 | September 08, 2005 at 01:13 PM
智恵の智さんの投稿を見落としていました。
> なので次の2つの判断において
> A)郵政など他の政策を判断基準にして民法改姓は諦める。
> B)首相の郵政民営化への情熱を基準にして現政権に民法改正を期待する。
私は野党の民法改正案には賛成ですが、実質的な別姓の
実現が最優先です。そういう意味で前の投稿の「たとえ
ば・・・」を書きました。
選択的夫婦別姓実現を考えたら政権交代が理想ですし、
まかり間違って今回の選挙でひっくりかえったら悪い
気はしませんが、私の判断はA,Bどちらでもなく、
1.選択的夫婦別姓が実現しない責任は与野党ともにある。
この点に関してはここの皆さんが与党だけに非がある
とおっしゃっているのと異なります。どちらか選べと
言われれば与党のほうが悪いと思いますが、それで投
票先を決めるほどの差はないということです。
2.現在の野党は政権を獲得する資格があると思えない。
現在の野党に幅広い意味での政権担当能力があると思
えたら1.の基準から野党に期待したことでしょう。
残念ながら今回の郵政法案の対応で大きく失望しまし
た。この基準は別姓問題とは関係ありません。どちら
かというと消極的な理由ですが。
3. 今回の与党、政府の政治行動に期待を持った。
裏切られるかもしれませんけどね。野党に失望しただ
けに惹かれてしまいます。
> その一、与野党交代
> そのニ、事前審査のルールを変える
> その三、賛成派が現与党執行部を占める
私にはこのどれもが現実的だと思えません。
Posted by: 007 | September 08, 2005 at 01:34 PM
007さん、日本は政党政治なのですよ。
与党が野党と組むなんて与党が最も嫌うことですよ。
ただでさえ夫婦別姓を推進するだけで与党議員は「野党と組みするのか」「野党に出て行け」と言われています。
>民法改正のなかでも選択的夫婦別姓に限って改正する法案
すでにやってます。
>戸籍姓併記を伴わない形での徹底した戸籍法改正による「通称使用」
通称使用の法制化は概念に矛盾があり、無理です。
法務省も公安も賛成することはないでしょう。
3年前に与党内で家裁の許可を要件とする例外的夫婦別姓制度の法案が出されたことをご存じですか。そしてそれすら了承されていないのですよ。
過去には旧姓続称案などもありました。それに強硬な頑固オヤジをなびかせるため、どれだけ推進議員が頭をさげていることか。それでも何度も阻止されてきたのが事実です。
問題は氏を統一しないと婚姻が成立しないということです。婚姻が成立して夫婦ともに生来の氏を持つためには民法750条改正は不可欠です。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | September 08, 2005 at 01:36 PM
> 007さん、日本は政党政治なのですよ。
> 与党が野党と組むなんて与党が最も嫌うことですよ。
そんな低次元の政治家を選んでいるんだとしたら我々国民の
責任ですね。私は郵政法案の造反者には反対ですが、良い意
味での政党政治が実現するきっかけになったのではないかと
いう淡い期待を抱いています。
> ただでさえ夫婦別姓を推進するだけで与党議員は「野党と組みするのか」
>「野党に出て行け」と言われています。
そのくらいでめげるようでは議員を辞めるべきですね。
>>民法改正のなかでも選択的夫婦別姓に限って改正する法案
>すでにやってます。
失礼しました。しかしそれをやるにしても与党との根回し、調
整は必要です。サマータイムとかで与野党超えた連携ができる
のになぜ夫婦別姓でできないと決め付けるのでしょうか。
> 通称使用の法制化は概念に矛盾があり、無理です。
> 法務省も公安も賛成することはないでしょう。
ここで技術論はあまり深入りしたくありませんが(別のテーマ
で?)「通称」と呼ばなければ可能ではないのでしょうか。「通
称使用案」を主張する人は戸籍姓、通称併記というのが多いよ
うですが戸籍には戸籍名を残して彼らの顔を立てておいて、実
用面では「通称」のみを公私文書で唯一の姓として使えるとい
う形なら少なくとも私は譲歩できます。与党の某議員が似たよ
うな考えをHP上で拝見した覚えがあります。
別に私の思いつきで妙案が浮かぶとは考えていませんが、現実
として近い将来政権交代が期待できない(まだ期待されている
方ごめんなさい)、与党内の力関係が大きく変わるとも考えら
れない、ということを考えると私には与野党含む超党派法案が
一番現実的だと思います(大変なのはわかるけどね)。
Posted by: 007 | September 08, 2005 at 02:16 PM
そうそう、書いていて思い出しましたがサマータイム制度推進議員連盟みたいな動きがなぜ選択的夫婦別姓で起こらないのでしょう。こういう例があるのになぜ皆さん与野党連携が絶対無理みたいな考えになるのかわかりません。確かに夫婦別姓とサマータイムは違う問題ですが、与野党ともに共感する議員がいるこの問題で同じような動きができない理由があるのでしょうか?
Posted by: 007 | September 08, 2005 at 02:25 PM
できれば超党派でやってもらいたいとは思っていますよ。
でも「絶対無理」とまではいいませんが、「現実はかなり厳しい」と思えるほど与党が抵抗しているということをお伝えしたいのです。
またそうした議員を選んでしまったのは有権者の責任でもあるでしょうね。
「戸籍には同姓を残して公的には通称を」というのは矛盾しているので無理です。戸籍にある本名が公的な場面で必要になることがあり、公的な場面で使う名前は戸籍名で無ければ意味がないことがあるのです。戸籍だけ同姓にして違う名前を公に使うなら戸籍名は本名という性質を失うことになります。
問題は「通称」「準本名」とか呼称ではなく、婚姻時にどちらも公文書上の氏を変えなくてもすむ選択肢が求められているのです。となると戸籍という身元を証明する公文書にて、夫婦でもそれぞれが生来の氏のままでいるということになります。となると民法750条を改正するところに行き着くのです。戸籍法改正だけでは十分ではありません。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | September 08, 2005 at 03:20 PM
> でも「絶対無理」とまではいいませんが、「現実はかなり厳しい」
> と思えるほど与党が抵抗しているということをお伝えしたいのです。
「現在過半数を持つ政党が仕組みを変えるなんて、まず、あり得ま
せん」「与党が野党の提案に耳を傾けるなんて絶対にあり得ません」
など、「絶対無理」に近い表現をされているように受け取れます。
厳しいのはわかりますが、政治の世界に「絶対」はありません。特
に政治家は自分の首がかかると何でもやります。頼りない野党の政
権奪取を待つだけなんて悲しいじゃないですか。別姓容認派にはも
っと柔軟に、したたかになってほしいです。
>「戸籍には同姓を残して公的には通称を」というのは矛盾している
> ので無理です。戸籍にある本名が公的な場面で必要になることが
> あり、公的な場面で使う名前は戸籍名で無ければ意味がないことが
> あるのです。戸籍だけ同姓にして違う名前を公に使うなら戸籍名は
> 本名という性質を失うことになります。
技術的なことは素人ですがどうして戸籍だけを同姓にして、公的な
場面で使う姓(私にとってはパスポート、ビザ、免許証、保険、銀
行、給料、税金など)を別の姓を唯一の姓で通すことが法律改正に
よって技術的に不可能なのか理解できません。「公的な場面で使う
名前は戸籍名でなければ意味がないことがある」というのは具体的
にどういう場面でしょうか。それを法律改正で別の姓を唯一の姓と
して通すようにできない理由があるのでしょうか?「戸籍名は本名
という性質を失うことになります」まさに願ったりじゃないですか。
戸籍名を形式的に残しておくだけで一部の議員が面子を保てたとい
って妥協してくれるなら(ダメかもしれないけど)、実質的な別姓
を取ります。婚姻届に戸籍上の姓を届ける意味は実質的に子供の姓
を届け出るくらいの意味にしかならないと思います。旧姓併記みた
いないい加減な案には納得できませんけどね。「通称使用案」の某
女性議員には「戸籍姓(旧姓)名」という「旧姓併記」で立候補し
てもらいたいものです。
もちろん民法改正が一番ですけどね。私は理想もありますが、とり
あえずできることからやってほしい、プラグマティストです。郵政
法案も与党内部や野党から妨害されて理想とは言えませんが、ゼロ
よりマシだと考えます。
Posted by: 007 | September 08, 2005 at 04:54 PM
これまでの与党の様子からすると、そう思えてならないということです。もちろん政治はnever is neverですが、変わるという明るい兆候はあまり期待できませんから。
そうはいっても総選挙後の結果次第で何に期待するかも変わってきます。今は確実に夫婦別姓へ導く結果を期待しています。
公的な場面で使う姓(パスポート、ビザ、免許証、保険、銀行、給料、税金など)とは、公文書で証明できる本名であることを要件というか、少なくともそれを想定しているものがほとんどです。公文書とは、戸籍です。
本名と通称とは相反する概念であることをご理解ください。
一部の議員の面子の件、それで本当に妥協したら面白いですが(通称で立候補する元議員などは同意しそうですが)、法制化は無理でしょうね。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | September 08, 2005 at 05:26 PM
007さま
>そんな低次元の政治家を選んでいるんだとしたら我々国民の責任ですね。
>そのくらいでめげるようでは議員を辞めるべきですね。
議院内閣制ですから、党単位で議員が動くのも、
議員が党の方針に従うのも、ある意味とうぜんのことだけど?
議院内閣制の議会では、理論的には、
政府の作った法案を、形式的に審議するだけで、
あとは与党の賛成多数で、自動的に可決することになります。
(本当にそればっかりだと、「与党の独裁」の批判が
出てくるので、それを緩和したいと思ったときだけ、
野党の意見を聞くなどして、ある程度の譲歩をするんだけど...)
>「現在過半数を持つ政党が仕組みを変えるなんて、まず、あり得ません」
>「与党が野党の提案に耳を傾けるなんて絶対にあり得ません」など、
>「絶対無理」に近い表現をされているように受け取れます。
いまの与党にとって、自分たちに有利なシステムですから、
それをみずから崩したがらないのは、あたりまえのことですが?
そんな自分の首をしめることを、期待しろだなんて、
政治家のモラルだけで、汚職をなくせと、言っているみたいで、
それこそ空疎な絵空事じゃないかな...?
>サマータイムとかで与野党超えた連携ができる
>のになぜ夫婦別姓でできないと決め付けるのでしょうか。
サマータイムには、はじめに結論ありきの、
狂信的な反対派はいないですし、宗教右派系の支持団体の圧力も、
まったくないと思いますが...?
(民法改正には、強力な支持基盤が反対していることは、
前にも言ったと思ったけど...)
Posted by: たんぽぽ | September 09, 2005 at 12:43 AM
私も当然民法改正が一番すっきりするし理想だと思います。ただ
現実に困っている人が多い以上、実利的な妥協案は模索するべき
だと思っています。
> 公的な場面で使う姓(パスポート、ビザ、免許証、保険、銀行、
> 給料、税金など)とは、公文書で証明できる本名であることを
> 要件というか、少なくともそれを想定しているものがほとんど
> です。公文書とは、戸籍です。
公文書に「通称」を記入する項目を作れば「通称」も公文書の一
部になります。公的な場面で使う姓は戸籍中の「通称」のみとす
ると法律で規定してしまえば何の矛盾もないと思いますが。もち
ろん同姓婚の場合「通称」には戸籍統一姓?と同じ姓を記入すれ
ば済むことです。
> 本名と通称とは相反する概念であることをご理解ください。
一般的な概念だとそうですが、法律的に相反しないような規定が
できないと断定してしまうのは理解できません。
Posted by: 007 | September 09, 2005 at 12:46 AM
>議院内閣制ですから、党単位で議員が動くのも、
>議員が党の方針に従うのも、ある意味とうぜんのことだけど?
その通りですね。その党の方針やその決定プロセスを決めるのも
議員の仕事ですよね。夫婦別姓に関して言えば与党内の別姓容認
派は少なくとも党議拘束をはずすように働きかけ、野党はそれが
実現しやすい(与党内の賛成議員を最大限に増やす)案を調整す
るべきだと考えます。
>議院内閣制の議会では、理論的には、
>政府の作った法案を、形式的に審議するだけで、
>あとは与党の賛成多数で、自動的に可決することになります。
それだったら今頃郵政法案はとっくに可決しています。
> いまの与党にとって、自分たちに有利なシステムですから、
> それをみずから崩したがらないのは、あたりまえのことですが?
> そんな自分の首をしめることを、期待しろだなんて、
> 政治家のモラルだけで、汚職をなくせと、言っているみたいで、
> それこそ空疎な絵空事じゃないかな...?
システムが崩れないならその裏をかくような知恵を絞ってほし
いのです。今の野党に政権を担ってくれと願うほうが空疎な絵
空事に聞こえます。
>サマータイムとかで与野党超えた連携ができる
>のになぜ夫婦別姓でできないと決め付けるのでしょうか。
> サマータイムには、はじめに結論ありきの、
> 狂信的な反対派はいないですし、宗教右派系の支持団体の圧力も、
> まったくないと思いますが...?
> (民法改正には、強力な支持基盤が反対していることは、
> 前にも言ったと思ったけど...)
反対派がいるかいないかと、与野党超えた議員の連携ができな
いこととどう関係あるのでしょうか。そんな圧力が怖いから与
野党の皆さんは夫婦別姓に関して協力しようとしないんですか?
実際与党に夫婦別姓反対という党議はなかったと思うのですが
違うでしょうか?党として意見が統一されていないだけなら、
議員が自分の意見に基づいて与野党連携を含めた政治行動を妨
げるものではないと思います。
Posted by: 007 | September 09, 2005 at 01:03 AM
007さん、
2002年に与党内の有志議員が提案した、家裁の許可を要件とする例外的夫婦別姓制度の法案はご存じでしょうか。それは実利的な妥協案になると思いますか?
公文書に通称の件、少なくとも「通称」とは日本語の意味からしてその呼称は使えません。仮に「準本名」などと付けたとしても無理です。行政が個人に対して証明する氏名(=公文書に記載される氏名)はひとつでなくてはならないからです。本名とは公文書に記載された1つの名前、唯一無二のものでなくてはならないのです。
パスポートや保険など、本人を特定する必要があるから公文書に記載される氏名を必要としています。それなのに公文書に2パターンの氏名があったら本人確認ができなくなってしまいます。公的に使うものは準本名とするなら、本名は存在意義がなくなります。
>公的な場面で使う姓は戸籍中の「通称」のみとすると法律で規定してしまえば
繰り返しますが、日本語の概念からして矛盾しています。
一般的な概念とは別に法律を規定したら混乱が予想されませんか?。
そもそも、結婚改姓という問題を法律で解決する方法を識者が長い時間をかけて考えました。通称使用の法制化も含めて考えました。しかし通称の法制化は運用上無理で、夫婦別姓も婚姻時の選択肢に含めるように民法を改正しようと結論が出ました。007さんが理解できないのは、社会や制度における本名の意味や要件が不明瞭だからだと思います。
どうしても通称の法制化にこだわるなら、まずは行政で担当している法務省民事局を納得させなくてはなりません。お時間があるなら法務省や地方の民事局、弁護士さんなどに聞いてみてはいかがでしょうか。相手にもよりますが、丁寧に教えてくれることもありますよ。
それから、まだ混乱しているようですが、
>その党の方針やその決定プロセスを決めるのも議員の仕事
執行部の仕事です。執行部も議員ですが執行部以外の議員とはまた違う立場です。
また、与党の説得は与党内から、でないとできません。野党がやっても与党は相手にしませんから。それがいまの与党です。
ただ私はその是非を話しているのではないのです。そういう現実があるとお伝えしているのです。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | September 09, 2005 at 11:26 AM
> 2002年に与党内の有志議員が提案した、家裁の許可を要件とする例外的夫婦
> 別姓制度の法案はご存じでしょうか。それは実利的な妥協案になると思いま
> すか?
許可基準が良くわからないのがちょっと心配ですが、手続きさえ踏めば
別姓が許されるのであれば譲歩できます。
> 公文書に通称の件、少なくとも「通称」とは日本語の意味からしてその呼
> 称は使えません。仮に「準本名」などと付けたとしても無理です。行政が
> 個人に対して証明する氏名(=公文書に記載される氏名)はひとつでなく
> てはならないからです。
「通称」と呼ぼうがなんと呼ぼうがかまいませんけど、戸籍に新しい項
目を作り、それを公的な氏名として使うように法律で規定すればよいと
思うのですけど。行政が個人に対して証明する氏名はその氏名で良いわ
けで戸籍名は単なる戸籍のインデクスとして形だけ残せば良いと思いま
す。そうすることが技術的に不可能である根拠はあるのでしょうか。
> パスポートや保険など、本人を特定する必要があるから公文書に記載さ
> れる氏名を必要としています。それなのに公文書に2パターンの氏名が
> あったら本人確認ができなくなってしまいます。公的に使うものは準
> 本名とするなら、本名は存在意義がなくなります。
本名=戸籍名でしょうか。私としては「通称」ないし「準本名」が(ほ
かにもっと良い呼び方があったらご教示下さい)”本名”として通用す
るイメージを持っています。戸籍名はむしろおまけでインデクスと子供
の氏の届出程度の位置づけです。反対派には戸籍名が本名だと思わせて
おけばいいですけど、実際公的に通用するのは「通称」だけなら実質的
な別姓は実現できると思います。「2パターンの氏名があったら・・・」
と書かれていますが、公的書類では「通称」を唯一利用できる氏として
規定すれば何の混乱も無いと思います。
> 繰り返しますが、日本語の概念からして矛盾しています。
> 一般的な概念とは別に法律を規定したら混乱が予想されませんか?。
「通称案」というのがあるのと他に良い呼称が思いつかなかったので
「通称」と書いていますが、日本語が問題なら呼び方を変えれば良い
だけのことです。戸籍氏(頑固オヤジのためにファミリーネームとで
も呼んであげましょうか)、実氏(夫)、実氏(妻)とでもしておい
て法律的な氏名は実氏を使う。こんなのではだめですか?
> そもそも、結婚改姓という問題を法律で解決する方法を識者が長い時
> 間をかけて考えました。通称使用の法制化も含めて考えました。しか
> し通称の法制化は運用上無理で、夫婦別姓も婚姻時の選択肢に含める
> ように民法を改正しようと結論が出ました。007さんが理解できない
> のは、社会や制度における本名の意味や要件が不明瞭だからだと思い
> ます。
どんな「識者」が考えたか知りませんが、普通の人が考えたら民法改
正に落ち着くでしょう。戸籍法で姑息に別姓を実現するのは本意では
ないけど、そんなこと言っていて10年経っても変わらないわけでしょ
う?「通称使用の法制化が運用上無理」とおっしゃいますが、民法改
正がどうみてもベストな中、具体的にどのような案をどこまで検討し
たのか不明です。「識者」は理想を提示してくれますが、それを具体
化するのは政治家の仕事です。
少なくとも今までのお返事では夫婦別姓を望む私にすら、戸籍法改正
による実質的夫婦別姓が不可能であるという根拠が理解できませんで
した。「識者が検討して無理だと結論した」などという論理は「通称
でいいじゃないか」と思っている普通の人には通じないと思いますよ。
説明責任は別姓要望側にあるのですから。
Posted by: 007 | September 09, 2005 at 12:15 PM
これら↓は理解できますか?。
(1)戸籍に記載された氏名が本名
戸籍は氏名を証明する公文書
(2)本名は1つ
本名以外は通称。本名が複数というのは運用不可
(3)パスポートや免許証では本名を使う
間違いなく本人を特定するため
いろいろとご提案しておられますが、それらをするのであれば結局、夫婦別姓のための民法改正に落ち着くと思いますよ。
>戸籍に新しい項目を作り、それを公的な氏名として使うように法律で規定
>実際公的に通用するのは「通称」だけ
公的な場面で使うのが本名ですから。実用的な氏欄を新設して、現状の氏欄を形式的なもののみとするなら現状の氏欄の仕様を変えればいいのではありませんか。
インデクスや家名のために残すのであれば、筆頭者欄で要件は満たせませんか。
それから識者が考えたものが、民法改正の要綱であり、夫婦別姓の法案の元となるものです。法制審議会の答申、分かりますか?
http://www.moj.go.jp/SHINGI/960226-1.html
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | September 09, 2005 at 01:01 PM
> これら↓は理解できますか?。
> (1)戸籍に記載された氏名が本名
> 戸籍は氏名を証明する公文書
> (2)本名は1つ
> 本名以外は通称。本名が複数というのは運用不可
> (3)パスポートや免許証では本名を使う
> 間違いなく本人を特定するため
私が書いた例で言えば「本名」は「実氏」になります。「本名」
は要するに法律的に通用する名前なのですから「実氏」をそう
定義してしまえば実質的な本名になりえると思います。その意
味では本名は一つです。パスポートや免許証でも「実氏」を法
律名として使います。矛盾しているとは思いません。
> いろいろとご提案しておられますが、それらをするのであれ
> ば結局、夫婦別姓のための民法改正に落ち着くと思いますよ。
前にも書いたとおり民法改正が一番合理的だと思いますよ。た
だ与党内の賛成派を増やすのに必要であれば無駄でも遠回りで
も実質的な別姓を早期に実現する努力が必要だと言いたいので
す。
> 公的な場面で使うのが本名ですから。実用的な氏欄を新設して、
> 現状の氏欄を形式的なもののみとするなら現状の氏欄の仕様を
> 変えればいいのではありませんか。
> インデクスや家名のために残すのであれば、筆頭者欄で要件は
> 満たせませんか。
それでもいいと思いますよ。私はただ与党の反対派の一部でも
これで面子が立ったと思えるならいいじゃないかと思うまでで
す。反対派の一部は何か家族の統一の象徴が必要だと信じてい
るように感じるので、形式として(もしくは子供の氏として)
「戸籍氏」のようなものを残しておくのは効果的なのではない
かという気がします。
とにかく私が言いたかったのは戸籍法改正も含めてあらゆるオ
プションを*与野党で*探ってほしいということです。
> それから識者が考えたものが、民法改正の要綱であり、夫婦別
> 姓の法案の元となるものです。法制審議会の答申、分かりますか?
ですから私個人は民法改正が一番だと思うし理解しているつも
りですが。何をおっしゃりたいのでしょうか。
Posted by: 007 | September 09, 2005 at 01:55 PM
007さん、あなたは政治や法律について理解が不足しているように感じます。私は007さんの誤解や提案の不備に気付いてほしいと思い指摘させていただいております。
あらゆるオプションについてはずっと模索しています。
メディアにはあまり出ていませんが、実績を知らずして実績がないかのように非難するのは不適当ではないかと思います。
与党の議員立法もよくご存じではないのでしょう?
メンツを立てるためのご提案の数々は有難いのですが、残念ながらどれも立法化は困難のように思えます。法律として体を成していないというか、制度で正しく機能できるように思えません。少なくとも管轄の法務省が納得できる形でないといけません。
ただ007さんのお考えを法律にするなら、結局は法制審答申の民法改正案に落ち着くことになると思います。ここは念を押しておきます。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | September 09, 2005 at 02:29 PM
> 007さん、あなたは政治や法律について理解が不足しているように
> 感じます。私は007さんの誤解や提案の不備に気付いてほしいと思
> い指摘させていただいております。
知ったかぶりをするつもりはありませんが、夫婦別姓を待ち望む
私なりに調べ、考えているつもりです。戸籍法改正が不可能とい
うにことについてはどうしても理解できません。私の理解能力が
無いだけなら良いですが、これまでのご説明で普通の人が納得で
きるか疑問です。現に国会議員でも似たような案を主張している
人がいます。
> あらゆるオプションについてはずっと模索しています。
> メディアにはあまり出ていませんが、実績を知らずして実績がな
> いかのように非難するのは不適当ではないかと思います。
これまでの与野党の夫婦別姓の政治活動が不十分であるかどうか
は私の主観的な意見ですので、その表現が不適当だとお考えなら
具体的な事例をお示しいただければ他の方はそれぞれ評価される
のではないでしょうか?具体的にどの党はどういうオプションに
ついて模索されたのでしょうか?私は与野党の連携が無いという
点に特に不満を感じています。
> メンツを立てるためのご提案の数々は有難いのですが、残念なが
> らどれも立法化は困難のように思えます。法律として体を成して
> いないというか、制度で正しく機能できるように思えません。少
> なくとも管轄の法務省が納得できる形でないといけません。
そう言われるのはかまいませんが、その理由が私には理解できま
せんでした。別に私が草案して提出するつもりでないのでご心配
なく。
Posted by: 007 | September 09, 2005 at 02:59 PM
007さま
>どうして戸籍だけを同姓にして、公的な場面で使う姓を
>別の姓を唯一の姓で通すことが法律改正に
>よって技術的に不可能なのか理解できません。
簡単に言うと、ほかの公的な場面でいっさい使われず、
戸籍にだけ書かれる名前など、あったところで、
無駄な記載情報にしかならないので、意味がないということですよ。
>> 家裁の許可を要件とする例外的夫婦別姓制度の法案はご存じでしょうか。
>許可基準が良くわからないのがちょっと心配ですが、
>手続きさえ踏めば別姓が許されるのであれば譲歩できます。
一時期は、これで反対派が同意するだろう、
あるいは、反対派の面子が立つだろうと思われて、
実現が信じられていたんだけどね...
ところが、翌年03年の法務部会も、反対派がヒステリックに反対して、
法案提出を阻止するという、例年とおなじ結果で、
まったくの無力に終わりましたよ。
「調整案を出すべきだ」なと、くりかえしご主張されるので、
さぞかし名案をお持ちなのかと、思ったんだけどね...
あなたの考えていることは、とっくのむかしに考えだされ、
さんざん模索して、失敗に終わっているものばかりですよ。
>システムが崩れないならその裏をかくような知恵を絞ってほしいのです。
裏を書くというのは、具体的にはどんなふうにですか?
お聞かせください。
Posted by: たんぽぽ | September 09, 2005 at 04:59 PM
007さんの理解度は普通の人にも多く、また国会議員にも多いと思っています。法制化が進まないのも多くの人が法律の考え方や、夫婦別姓に関係する概念を混同しているからだと思っています。だからこそ私もこうしてお返事を続けています。理解不足が法制化の最大の壁のような気もしてきました。。。
まず「本名は1つ」です。これをよくご理解ください。
通称だろうが旧姓だろうが、本名以外は本名としては使えません。実質的と形式的に使い分けようとしても、公文書に氏名が複数あることは運用に甚大な支障をきたすから無理なのです。
行政が夫婦に対してそれぞれの生来の氏を公的に使用できるように保証するとなると、それは公文書で夫婦が独自の氏を持つことになり、それが選択的夫婦別姓の法制化であり、具体的には民法750条改正が不可欠だということです。戸籍法改正だけでは機能しません。
参考文献を紹介します。ご興味があればよく読んでみてください。
http://www.geocities.jp/bkyogikai/CamoArchive.html#20030922
こういうたとえはいかがでしょうか。007さんは変化球をいろいろと考えているようですが、それではストライクにならないということです。
たんぽぽさんも指摘するように、007さんが考えることはおおよそ与野党内でもすでに考えられ、結論として却下されてきています。
かつて旧姓続称案というのも与党内で検討されたようです。これも007さんがおっしゃるものに似ているかもしれません。戸籍上の氏とは別に旧姓を公的に使えるようにする、ただし戸籍姓と旧姓を使い分けることのないように戸籍姓の使用を禁止すると。しかし結果的にはボツでした。
通称使用案と同様に「法的に公文書に複数の氏名を記載することや、本名にあたるものを本名として扱わず、本名にあたらないものを本名として扱う」などというのは概念からして矛盾しています。反対派にしても、共通の氏を戸籍に残してもお飾りで使えないのでは実質的には夫婦別姓ですし、歩み寄れないはずです(しかし似たような通称使用案を提案するのはなぜでしょう、苦笑)。本当に妥協したら面白いのですが、法案として体を成さないならダメでしょう。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | September 09, 2005 at 09:35 PM
>>どうして戸籍だけを同姓にして、公的な場面で使う姓を
>>別の姓を唯一の姓で通すことが法律改正に
>>よって技術的に不可能なのか理解できません。
> 簡単に言うと、ほかの公的な場面でいっさい使われず、
> 戸籍にだけ書かれる名前など、あったところで、
> 無駄な記載情報にしかならないので、意味がないということですよ。
意味が無くて結構なのですけど。「技術的に不可能」という理由
になっていないと思います。
>> 家裁の許可を要件とする例外的夫婦別姓制度の法案はご存じでしょうか。
>許可基準が良くわからないのがちょっと心配ですが、
>手続きさえ踏めば別姓が許されるのであれば譲歩できます。
> 一時期は、これで反対派が同意するだろう、
> あるいは、反対派の面子が立つだろうと思われて、
> 実現が信じられていたんだけどね...
> ところが、翌年03年の法務部会も、反対派がヒステリックに反対して、
> 法案提出を阻止するという、例年とおなじ結果で、
> まったくの無力に終わりましたよ。
ですから私は与党の別姓推進派が与党内の一部強行反対派を説得
するという不毛な努力をやめて、野党との連携を目指すべきだと
言っているのです。与野党ともに戦略的に間違っています。10年
間無力に終わった戦略をこれからも粘り強く続けるのでしょうか。
皆さんはこの10年間実質的な進展が全く無いことに対しての責任
は与党の執行部や制度にあると主張されていますが、その与党内
の別姓推進派や野党の責任をほとんど追及しないように見受けら
れます。政治は結果が全てです。どんなに良い法案を作っても審
議すらされないなら無意味です。実現性の無い無意味な政治行動
を10年も続けて何も結果を残せない与野党の別姓推進派議員に対
してそこまで寛大である理由が解せないのです。
> 調整案を出すべきだ」なと、くりかえしご主張されるので、
> さぞかし名案をお持ちなのかと、思ったんだけどね...
> あなたの考えていることは、とっくのむかしに考えだされ、
> さんざん模索して、失敗に終わっているものばかりですよ。
別に名案があると言った覚えはありません。ただ私からみたら与
野党ともに*現実的な*法案調整の努力すらされていないと映り
ます。別姓容認派も「通称」と聞いたら反射的に実現不可能と反
応するのはよくないんじゃないか、と思って選択肢の一つとして
上のような例を示しました(後で見たら与党の某国会議員のHPに
同様のアイデアが示されていました)が、それに対するお返事は
少なくとも別姓容認派である私に対しても説得力が無く、最後は
「すでに(識者が)検討されてダメでした」というような決め台
詞です。それでどちらでもいいじゃないかと思っている国民や国
会議員を説得できるのでしょうか。説明責任は我々のほうにあり
ます。
>>システムが崩れないならその裏をかくような知恵を絞ってほしいのです。
> 裏を書くというのは、具体的にはどんなふうにですか?
> お聞かせください。
別に名案はありません。素人考えを披露したところでまた揚げ足
を取られるだけですから。ただ今までどおり与党内の意見を統一
しようとか、能力の無い野党による政権交代なんて幻想にすがっ
ていてもいつまで経っても別姓なんて実現しないということです。
Posted by: 007 | September 10, 2005 at 12:46 AM
007さま
>それだったら今頃郵政法案はとっくに可決しています。
郵政法案は、戦後政治はじまって以来の、大事件でしょう?
だから、マスコミをはじめ、世論は大騒ぎするし、
それだけで、解散、総選挙という事態にも、なるんですよ。
(まさかあれが、郵政以外でも、めずらしくなく起きている、
なんて思っているのでは、ありますまい?)
>反対派がいるかいないかと、与野党超えた議員の連携ができな
>いこととどう関係あるのでしょうか。
>与党の別姓推進派が与党内の一部強行反対派を説得
>するという不毛な努力をやめて、野党との連携を目指すべきだと
>言っているのです
支持基盤は、貴重な組織票と、選挙活動をになう人員を、
提供するのですから、そう簡単には裏切れないでしょうね。
(こんなあたりまえのことに、どうして疑問を持つのか、
そっちのほうが、わからないんだけど...)
民法改正のために、支持基盤団体に反して、
野党と手を結んだら、彼らの支持協力が得られなくなって、
再選が絶望的になるかもね...
郵政だって、いったんは造反したものの、
賛成に戻って行く議員が出てきているし、支持基盤から
切り離されるのは、リスクが多すぎるのも、あるんだろうと思いますよ。
Posted by: たんぽぽ | September 10, 2005 at 02:20 AM
>別に名案があると言った覚えはありません。
与野党の推進派は戦略がまちがっていると
それだけ強く批判しているのですから、その対案は、
それ以上の名案なのだろうと、言われなくったって、思いますけど?
(どこが揚げ足取りなのか、わからないんだけど...)
それとも、名案ではないと、自分でも思っていることを、
与野党の推進派が実行すれば、実現するとでも、
思っているんですか...?
>別に名案はありません。素人考えを披露したところでまた揚げ足
>を取られるだけですから。
「野党と連帯すればいい」というのも、名案ではなく、
揚げ足を取られるだけの、シロウト考えにすぎなかった、ということですか?
(それで、与野党の推進派を、そんなふうに酷評するのは、
それこそ無責任なんじゃないかな...?)
Posted by: たんぽぽ | September 10, 2005 at 02:24 AM
はじめまして、ほしと申します。
007さん:
> それに対するお返事は
> 少なくとも別姓容認派である私に対しても説得力が無く、最後は
> 「すでに(識者が)検討されてダメでした」というような決め台
> 詞です。
通称公認案の問題点については夫婦別姓を待つ身さんが参考資料(あれはちょっと難しい気もしますが)を挙げてますし、ここにも分かりやすく書いてあります。
http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/8514/cost.html
「説得力が無い」とおっしゃってますが、どこがどう説得力がないのか、具体的に指摘していただけるとありがたいです。
それはさておき、「通称でいいじゃん」と言ってる人は、法改正を求める人には「通称を使えるように法律を変更すればいい」と言いつつ、一般人には「通称を使える場面は徐々に増えてきてるから、それでいいじゃん(法律を変更する必要はない)」という印象を与えて誤摩化しているような気がします。
そもそも、反対派の本音は「法律に基づかない事実婚や通称などは黙認するが、別姓に法的根拠を与えるのは絶対に認めない」であり、どんなに妥協を重ねようが、推進派の説得が通用するとは思えません。
Posted by: ほし | September 10, 2005 at 04:12 AM
> 与野党の推進派は戦略がまちがっていると
> それだけ強く批判しているのですから、その対案は、
> それ以上の名案なのだろうと、言われなくったって、思いますけど?
> (どこが揚げ足取りなのか、わからないんだけど...)
誤解を与えたかもしれませんが、与野党の連携が無い現状の戦略が
間違っていると言いたかったのです。事実今まで何も進展が無いわ
けです。その原因を私は与野党の連携の欠如、それぞれの推進派議
員の働きかける方向とその手法に根本的な問題があると言いたいわ
けですが、皆さんは与党執行部や政治制度・慣習にほとんどの責任
があるとお考えのようです。見方の違いだと思っています。
私が推進派議員の戦略を批判したからといって、個々の法案を直接
批判したわけではありません。民法改正は理想だと思うし例外的夫
婦別姓も妥協案としてありだと思います。しかしそれらの具体化方
法、つまり野党は与党を巻き込まないで実現不可能なのにその努力
が足らない、また与党は強硬派反対議員を説得して党の意見統一を
図ろういう不毛な努力を繰り返すばかり、を批判しているのです。
私の説明不足と論点が拡散しすぎたのも原因だと思いますが、繰り
返し述べさせていただきます。
> それとも、名案ではないと、自分でも思っていることを、
> 与野党の推進派が実行すれば、実現するとでも、
> 思っているんですか...?
前に「技術論に深入りしたくありませんが」と書いたように別に私
の案が完全無欠だと言うつもりはありません。一つの例として思い
つくアイデアと疑問をあげたまでです。事実今でも国会議員が同じ
ような手法を提示しているわけで、本当に不可能だったら私よりも
彼等を納得させるべきでしょう。結局私には皆さんのご説明で納得
できませんでした。念のため繰り返しますが、私も民法改正が一番
理想だと思っています。
> 「野党と連帯すればいい」というのも、名案ではなく、
> 揚げ足を取られるだけの、シロウト考えにすぎなかった、ということですか?
> (それで、与野党の推進派を、そんなふうに酷評するのは、
> それこそ無責任なんじゃないかな...?)
これは違います(思いつきではありません)。与野党で連携するべ
きだというのが私の主張です。その主張に基づいて与野党推進派双
方を批判しています。それが現実的でないとお考えならそれはそれ
で結構だと思いますが、私は政権交代や与野党連携無しでの実現を
期待するよりは現実的だという意見です。
私の戸籍法改正に関する思い付きと、与野党連携欠如の戦略批判と
は分けて考えていただけると幸いです。
Posted by: 007 | September 10, 2005 at 04:26 AM
ほしさん、
> 通称公認案の問題点については夫婦別姓を待つ身さんが参考資料(あれはちょっと
> 難しい気もしますが)を挙げてますし、ここにも分かりやすく書いてあります。
> http://www.geocities.co.jp/WallStreet-Stock/8514/cost.html
> 「説得力が無い」とおっしゃってますが、どこがどう説得力がないのか、具体的に
> 指摘していただけるとありがたいです。
ありがとうございます。私も旧姓併記のような形での通称案は不十分だと
思います。私が疑問なのはここのコメント上でたびたび提示したように戸
籍上に二つの「氏」もしくは「姓」、があって、それを法的に矛盾無く処
理することが*技術的に*不可能なのかという点です。民法改正が一番筋
が通っていますし、私もそっちのほうが良いですが、その他の方法でもも
し実質的な別姓が実現できるなら検討するべきだと思います。
> そもそも、反対派の本音は「法律に基づかない事実婚や通称などは黙認するが、別
> 姓に法的根拠を与えるのは絶対に認めない」であり、どんなに妥協を重ねようが、
> 推進派の説得が通用するとは思えません。
私がこれまで散々繰り返してきたように私も全くそう思います。だから与
野党の推進派が連携して・・・と主張しているわけです。そのためにはど
ういう案なら与野党で協力できるのか、与党内の推進派を増やすことがで
きるのか、と思い戸籍法改正に関する疑問を提示したまでです。
Posted by: 007 | September 10, 2005 at 04:43 AM
私からも逆に質問させていただければと思います。
多くの方はこの10年与野党を跨いだ選択的夫婦別姓法案提出の動きが無いことに対してご不満はないのでしょうか?それぞれの議員の事情、党の事情、慣習や制度があるからしょうがないとお考えでしょうか?実現しているかどうかは別として、与野党を超えた法案作成の動きは少なくありません。この10年なぜ夫婦別姓でそのような動きがないのでしょう。
Posted by: 007 | September 10, 2005 at 04:53 AM
007さん、
日本語として矛盾がある法案は法案にできないでしょう。
法律は日本語から成り立っているのですから。部品である日本語に整合性がないなら、その法律は欠陥品で技術的にも成り立たないでしょう。
与野党連携の動きですが、どこまで調べたのでしょうか。
超党派の女性委員会などで努力はしているが、政治の仕組みという大きな壁があり、結果的には成立していないのだというのが私の理解です。
民法改正については、政治の世界では意外なほど与野党連携がとれていると思いますよ。結果には結びついていないのですけど。
不満がないといえば嘘になりますが、その気持ちが法制化の進展に役立つでしょうか。法制化されないのは阻止する勢力があるからであり、少なくとも推進派に対して不満を持つのはお門違いだと私は思っています。
あと007さんが指摘するように、野党がこの選挙というチャンスを生かし切れなさそうなところは歯がゆく感じます。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | September 10, 2005 at 12:40 PM
> 日本語として矛盾がある法案は法案にできないでしょう。
> 法律は日本語から成り立っているのですから。部品である日
> 本語に整合性がないなら、その法律は欠陥品で技術的にも成
> り立たないでしょう。
ですから「通称」が不都合なら別の呼び名(私のつたない思いつき
では「実氏」と書きましたが)にすれば済むことです。
> 与野党連携の動きですが、どこまで調べたのでしょうか。
> 超党派の女性委員会などで努力はしているが、政治の仕組みと
> いう大きな壁があり、結果的には成立していないのだというの
> が私の理解です。
具体的にどの委員会でしょうか。私が調べた限りでは与野党を含む
超党派の動きは確認できませんでした。
簡単に調べただけでも与野党を含む国会議員連盟や研究会には以下
のものがひっかかりました(過去に存在したものも含む)。議連の
中には形だけのものもありますが、実際積極的に活動し実績を収め
ているものもあります。
日本版401(k)研究会超党派議員連盟
北朝鮮に拉致された日本人を早期に救出するために行動する議員連盟
環境ホルモン・ダイオキシン問題に取り組む議連
郵政民営化研究会(!)
サマータイム制度推進議員連盟
死刑廃止を推進する議員連盟
たとえば最後の死刑廃止などは選択的別姓よりも実現のハードルが
高いと思いますが、与野党の議員が積極的に活動しているようです。
なんとかつては郵政民営化研究会というのも与野党議員が参加して
活動していたようです。実際にこれらの超党派議員の活動で法案が
成立した例もあるようです。
> 民法改正については、政治の世界では意外なほど与野党連携がと
> れていると思いますよ。結果には結びついていないのですけど。
以上のような例からも夫婦別姓問題に関しての与野党連携の希薄さ
には驚きを禁じえないのと、与野党の推進派議員の怠慢を批判せざ
るを得ません。
Wikipediaによると与党を除名になりそうな某女性国会議員(前職)
は「超党派の議員立法で成立させるという誘惑に駆られることがあ
る」と漏らしたそうです。なぜその「誘惑」を絶つ必要があるのか、
ご自身の政治的野心(別に悪いとは言いませんが)のためかなとか
勘ぐりしてしまいます。
Posted by: 007 | September 10, 2005 at 03:28 PM
たびたびすみません。
先ほどちょっと触れた「死刑廃止を推進する議員連盟」ですが、会長を
努めているのは先の郵政造反で新党を立ち上げた今話題の前職議員です。
彼の講演の一部を引用させていただきます。本当はリンクを張りたいで
すが・・・
残念ながら我が国の世論、マスコミの調査、これもいい加減な部分
がありますが、存置の人が60%~65%ぐらいという結論がでておりま
す。これも設問の仕方によっていろいろ回答が違ってくるのではな
いかと思います。やはりまず、マスコミの方に死刑は廃止すべきで
あるという考え方になってもらうこともたいへん大事なことだと、
実践的な意味においても思います。
私の性格的な面もあるかもしれませんが、やはり具体的にもっと現
実的に物事を進めていこうということ、特に超党派ということがあ
りますからそれぞれ違いがあります。その違いの中から一致できる
点を見出して死刑廃止に向けて一歩でも進んでいこうということで
今の議員連盟はやっているわけですが、一挙にこうした国民世論の
中、国会で死刑廃止法案を通すというのはなかなか難しい面があり
ます。そういう中で死刑廃止に向けての流れをつくっていくための、
まずは一里塚を作っていくことが現実的である、と判断いたしました。
置かれている状況に選択的夫婦別姓との共通点を少し見出してしまいま
す。郵政法案には賛成ですが少し見直してしまいました。
困難な法案成立(与党内でのコンセンサスは夫婦別姓より不可能に近い
でしょう)を目指して「現実的」に中長期戦略を持って*与野党*を超
えた活動を率先して行っています。
一方で某与党女性議員は「超党派の議員立法で成立させるという誘惑に
駆られることがある」と漏らすだけです。
せめてこれくらいの行動でやる気を示してもらわないと選択的別姓推進
派の議員に慰めの言葉をかける気にもなりません。
Posted by: 007 | September 10, 2005 at 03:45 PM
007さま
>誤解を与えたかもしれませんが、
前にあなたは、「ごく一部の反対派をバイパスためには、
例えば野党側から自民党を割ることのできる法案を提出するとか、
いろいろあったはずです。」(September 8, 2005 03:06 AM)と、
おっしゃっていたので、わたしは、「その法案はどんななの?」と、
お尋ねしたんだけど、結局それはどうなったのかな...?
それから、わたしが前に「あなたの考えていることは、
すでに試されて失敗している」と言ったけれど、
それは、「与野党のあいだの連帯」という、
くりかえしご主張なさることをふくめた、
ここで書いていらっしゃること全部について、ですので、
ねんのためおことわり...
ほかの政策を並べて、「党議拘束がはずされて、
超党派で法案発議できることもあるんだから、民法改正もそうなるよう、
議員さんたちに、しっかりおねがいしなさい!」
なんて、説教していたことも、市民団体がむかしよくやってましたよ。
結局それも、無力のうちに終わったんだけどね...
>だから与野党の推進派が連携して・・・と主張しているわけです。
だから言ったでしょ?
反対派の圧力が強すぎて、野党と組むことができないんだって。
いまの与党の議員が、野党議員と連帯するためには、
与党内の反対派を説得して、その理解を得る必要があるんですよ。
Posted by: たんぽぽ | September 10, 2005 at 06:41 PM
>実現性の無い無意味な政治行動を
>10年も続けて何も結果を残せない与野党の別姓推進派議員に
>対してそこまで寛大である理由が解せないのです。
>多くの方はこの10年与野党を跨いだ選択的夫婦別姓法案提出の
>動きが無いことに対してご不満はないのでしょうか?
10年も実現しないのは、この上なく不満ですが、
いままでにお話した理由で、それは推進派議員のせいではない思っています。
推進派議員は、与党も野党も、置かれている条件のもとで、
だいたいできるかぎりのことをしてきたようですし、
彼ら、彼女らが、怠慢だとはとくに思わないです。
法案成立をはばむ最大の原因は、強大な反対派勢力であり、
ここにいちばん批判を集めるのが、本来でしょうね...
ついで、責任があるのは、批判するべき相手を批判せず、
状況を適確に理解しないのに、自分の考えでうまくいくと過信して、
お門違いの活動や批判ばかりする(その結果、足を引っ張っている)、
周辺の支持者たちだと、わたしは思います。
Posted by: たんぽぽ | September 10, 2005 at 07:03 PM
> ですから「通称」が不都合なら別の呼び名
本名は1つです。本名以外は本名ではないのです。
婚姻しても夫婦共に生来の氏を本名にできないと意味ないのです。
あと委員会とは国会内のではないですよ。表現が悪くてすみません。女性政策関係の集会とか会議とかそういうのです。立法には遠いですけど。超党派という横のつながりはさておき、結局は党執行部という縦のハードルを越えられないのが現状です。超党派でやるにしても与党執行部の了承なしでは進展しませんから。
Wikipediaにある今年2月22日の集会での発言ですが、より正確にはこんな感じです。確認しましたが「誘惑」とは言ってないですね。
「ある程度意見がまとまれば超党派で出せればいいのでしょうけど、なかなかそれぞれ政党のハードルがあります。とにかく私の仕事は■■党の中の反対の人たちを説得して応援に回ってもらうことが第一だし、■■党と与党一緒にやっていますからそこでコンセンサスを得ることが私の仕事と思っています」
この議員がいる党以外は賛成なのだから、その党さえ賛成したら超党派も夢ではないと思います。最大の問題はその党が賛成と意見集約できるかどうかで、その議員のミッションはそこなのです。で、結論を決めるのが党執行部です。
ところで党執行部って分かりますか。党全体の意見を調整したり決定したり、議員より強い立場にいる存在です。
007さんのように推進議員がふがいないという意見はあってもいいと思います。でも叱咤激励ならここより議員当人に伝えたほうがいいのではないでしょうか。:)
くどいようですが、私は不満があるとしたら与野党含め推進側議員に対してよりも、正当ではない理由で阻止する議員に対しての方が強いです。推進側の議員を批判したり見限ることで法制化が進展するでしょうか。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | September 10, 2005 at 11:38 PM
ちょっとだけ、わたしの見解だけど、
いまの野党にいくら不満があっても、
やはり、政権交代をめざすのが、いいのだろうと思います。
それが遠回りなように見えて、いちばん早いんだろうと思います。
反対派にとって、現与党が政権を取っているかぎり、
法務部会で反対派議員たちがつぶしてくれるので、
民法改正は実現しないと、おおむね安心していられるでしょう...
法務部会を通せなくなれば、法案成立はほぼ確実ですから、
政権交代こそ、反対派がもっとも恐れることなんだと思います。
「いまの野党に政権を取る資格はない」などと言って、
民法改正を望む人たちが、みずから政権交代に否定的になるのが、
反対派にとって、いちばんありがたいことなのでしょうね...
Posted by: たんぽぽ | September 11, 2005 at 12:47 AM
とうとう、きょうは、選挙の当日になってしまいましたね...
じつのところ、政権交代はきびしいかなと、わたしは思うのですが、
どんな結果になっても、それはそれで受け入れるよりないですが...
(というわけで、おやすみ...)
Posted by: たんぽぽ | September 11, 2005 at 12:50 AM
たんぽぽさん、
> 前にあなたは、「ごく一部の反対派をバイパスためには、
> 例えば野党側から自民党を割ることのできる法案を提出するとか、
> いろいろあったはずです。」(September 8, 2005 03:06 AM)と、
> おっしゃっていたので、わたしは、「その法案はどんななの?」と、
> お尋ねしたんだけど、結局それはどうなったのかな...?
前にも書きましたが、私が言いたいのは与党の強硬派を納得させる
ための法案ではなく与党の最大限の人数と野党間で合意して、超党
派(与野党)で採決できる法案を調整する努力をすべきだというこ
とです。「たとえば」として選択的夫婦別姓に限った民法改正とか
皆さんが絶対不可能とおっしゃる戸籍法改正の可能性に言及したま
でで、与党の推進派と野党で合意可能な調整案は「例外的夫婦別姓」
案を含めていくつもあると思います。別に全く新しい案である必要
はありません。
> それから、わたしが前に「あなたの考えていることは、
> すでに試されて失敗している」と言ったけれど、
> それは、「与野党のあいだの連帯」という、
> くりかえしご主張なさることをふくめた、
> ここで書いていらっしゃること全部について、ですので、
> ねんのためおことわり...
私には上に書いたように与野党の間の連携への努力が皆無か、全く
不十分だと思っています。試されて失敗したという具体的な事例が
あるのなら何か確認できる記録をご指摘ください。
> ほかの政策を並べて、「党議拘束がはずされて、
> 超党派で法案発議できることもあるんだから、民法改正もそうなるよう、
> 議員さんたちに、しっかりおねがいしなさい!」
> なんて、説教していたことも、市民団体がむかしよくやってましたよ。
> 結局それも、無力のうちに終わったんだけどね...
なぜ無力のうちに終わったんでしょう。「むかし」のお話はよく
知らないので記録があればぜひご指摘いただきたいです。
>>だから与野党の推進派が連携して・・・と主張しているわけです。
> だから言ったでしょ?
> 反対派の圧力が強すぎて、野党と組むことができないんだって。
> いまの与党の議員が、野党議員と連帯するためには、
> 与党内の反対派を説得して、その理解を得る必要があるんですよ。
では「死刑廃止を推進する議員連盟」に参加している与党議員はど
うなんでしょう?夫婦別姓よりも党内の反発が強いどころか世論も
厳しい死刑廃止を目指して与野党の垣根を越えて堂々と活動してい
るんですよ。圧力が強いから与野党で組めないなんて恥ずかしいく
らいです。
現在与党に夫婦別姓に反対という党議や党議拘束はありません。与
党の一部である某政党はマニフェストで別姓実現を明記しています。
この状況で「反対派の圧力が強すぎて、野党と組むことができない」
って言われても納得できません。なぜそんなに反対派の圧力が怖い
んでしょうか。
ごく一部の支持基盤の声を聞くか、国民の要望を汲むかはその議員
の政治判断でしょう。前者であればそもそも夫婦別姓に反対でしょ
うし、本当に推進するつもりがあるのなら与野党間で夫婦別姓実現
を目指した議員連盟や研究会などを立ち上げることに障害はないと
思います。
そうした超党派の動きをとることは世間の関心向上にもつながるし
非常に大きな前進だと思います。
> 10年も実現しないのは、この上なく不満ですが、
> いままでにお話した理由で、それは推進派議員のせいではない思っています。
> 推進派議員は、与党も野党も、置かれている条件のもとで、
> だいたいできるかぎりのことをしてきたようですし、
> 彼ら、彼女らが、怠慢だとはとくに思わないです。
そうですか。身内に甘くなる気持ちは分かりますが、私はそれほど
辛抱強くありません。合理的に考えてやれることをやっていないと
いう結論に達し、敢えて批判の声を出しました。
> 法案成立をはばむ最大の原因は、強大な反対派勢力であり、
> ここにいちばん批判を集めるのが、本来でしょうね...
それは与党の強硬派ということでしょうか?批判を集めたところで
本当に彼等が折れると思いますか?10年間それをやってきたんじ
ゃないでしょうか?そんな不毛な努力をするより与野党の推進派で
話を進めるほうが現実的だということです。
> ついで、責任があるのは、批判するべき相手を批判せず、
> 状況を適確に理解しないのに、自分の考えでうまくいくと過信して、
> お門違いの活動や批判ばかりする(その結果、足を引っ張っている)、
> 周辺の支持者たちだと、わたしは思います。
強硬派への批判は当然ありますよ。だけど現実的にその批判はいく
らやっても別姓実現につながらないと思います。
> いまの野党にいくら不満があっても、
> やはり、政権交代をめざすのが、いいのだろうと思います。
> それが遠回りなように見えて、いちばん早いんだろうと思います。
> 反対派にとって、現与党が政権を取っているかぎり、
> 法務部会で反対派議員たちがつぶしてくれるので、
> 民法改正は実現しないと、おおむね安心していられるでしょう...
> 法務部会を通せなくなれば、法案成立はほぼ確実ですから、
> 政権交代こそ、反対派がもっとも恐れることなんだと思います。
与野党の連携、超党派の動きを否定すれば政権交代しか道は無いと
思います。現実を直視すれば夫婦別姓問題がファクターとなって政
権交代が実現することはないのです。仮に他の理由で政権交代が実
現したとしてもですよ、参議院は最低あと2年現与党が過半数を占
めているのです。いずれにしても与野党の連携というのは必須だと
思うのですが。
政権交代を目指すならそれこそ郵政問題や年金問題といった大きな
国政問題で現与党を渡り合うしかありません。それはそれで大変結
構なことですが、残念ながら現在その勝負は与党側に分があるとい
うことじゃないでしょうか。
>「いまの野党に政権を取る資格はない」などと言って、
> 民法改正を望む人たちが、みずから政権交代に否定的になるのが、
> 反対派にとって、いちばんありがたいことなのでしょうね...
管理人さんやたんぽぽさんが夫婦別姓実現を基準に野党に投票する
のは全く批判するつもりはないし、むしろそういう人がたくさんい
てほしいと思います。しかし現実は夫婦別姓で政権が決まることは
あり得ません。
私の主張はその現実を直視した上で、与野党の推進派が取るべき行
動は与野党を超えた超党派の方向であるべきだということです。
Posted by: 007 | September 11, 2005 at 03:44 AM
管理人さま、
> あと委員会とは国会内のではないですよ。表現が悪くてすみません。女性政策関係
> の集会とか会議とかそういうのです。立法には遠いですけど。超党派という横のつ
> ながりはさておき、結局は党執行部という縦のハードルを越えられないのが現状で
> す。超党派でやるにしても与党執行部の了承なしでは進展しませんから。
「死刑廃止を推進する議員連盟」のような超党派の議員連盟や研究会に参加する
のにも与党執行部の了承が必要なのでしょうか?
集会や会議で与野党議員が出てきて喋るのはいいですけど、私の考える与野党連
携からは程遠いです。具体的に与野党超党派でどのような法案なら提出できるか
ということを研究、討議する集まりがあれば世間へのアピールにもなるし、仮に
政権交代が実現しても衆参両院での採決もスムーズになるし、夫婦別姓実現に大
きな前身になると思います。
> Wikipediaにある今年2月22日の集会での発言ですが、より正確にはこんな感じです。
> 確認しましたが「誘惑」とは言ってないですね。
> 「ある程度意見がまとまれば超党派で出せればいいのでしょうけど、なかなかそれ
> ぞれ政党のハードルがあります。とにかく私の仕事は■■党の中の反対の人たちを
> 説得して応援に回ってもらうことが第一だし、■■党と与党一緒にやっていますか
> らそこでコンセンサスを得ることが私の仕事と思っています」
ソースがあれば選挙後でも良いのでぜひご教示ください。
私は彼女の「与党内のコンセンサスを得ることが仕事」という戦略自体が間違っ
ているという主張です。残念ながら選挙後は仮に当選しても与党に留まっていら
れない方ですので今後の行動を注視したいと思います。
> この議員がいる党以外は賛成なのだから、その党さえ賛成したら超党派も夢では
> ないと思います。最大の問題はその党が賛成と意見集約できるかどうかで、その
> 議員のミッションはそこなのです。で、結論を決めるのが党執行部です。
それができたらそもそも超党派なんて必要ありません。
> ところで党執行部って分かりますか。党全体の意見を調整したり決定したり、
> 議員より強い立場にいる存在です。
繰り返しになりますが、その党執行部は党議にも公約にも反しない超党派の議員連
盟や研究会への参加にも干渉できるのでしょうか?
> 007さんのように推進議員がふがいないという意見はあってもいいと思います。
> でも叱咤激励ならここより議員当人に伝えたほうがいいのではないでしょうか。:)
選挙が終わったらそうさせていただきます。
> くどいようですが、私は不満があるとしたら与野党含め推進側議員に対してより
> も、正当ではない理由で阻止する議員に対しての方が強いです。推進側の議員を
> 批判したり見限ることで法制化が進展するでしょうか。
別に批判することは見限ることと同じではありません。別姓反対派の議員と
推進派の議員がいたら躊躇うことなく推進派の議員に投票します。むしろ合
理的な理由に基づいた建設的な批判は法制化の進展に寄与すると思っていま
す。それとも推進派の議員は貴重だからご機嫌を損ねないようにちやほやし
ておくべきだとおっしゃるのでしょうか?
Posted by: 007 | September 11, 2005 at 04:04 AM
今までの議論で出てきた選択的夫婦別姓実現へのシナリオは以下の三つ
だと思います。
1. 与党の推進派が党内のコンセンサスを目指す。
2. 政権交代を目指す。
3. 与野党を超えた連携で超党派による議員立法を目指す。
1.については現実的でない(ほとんど不可能)と私も含めて皆さん思っ
ていると考えてよろしいでしょうか?党執行部や強硬反対派を批判する
のは結構ですが、それで反対派が折れたり執行部が彼等を押さえつけて
くれるという確率は極めて小さいと考えられます。つまり*別姓実現の
ための*戦略としては極めて現実味の無いアプローチだと言えます。
2.については、それぞれの立場や予想により期待度の違いが出てくると
ころだと思います。もうすぐ今回の総選挙の結果は判明しますが、次の
チャンスがいつ来るか、その時の政治状況がどうなっているか(政界再
編の可能性も含めて)は未来のことなので確実なことは誰にも言えませ
ん。
一方でまた現実的には夫婦別姓問題がきっかけや大きな要因で政権交代
が実現することはまず無いので、政権交代による別姓実現を目指すなら、
より大局的な政治変化を促すか、ただ待ち続けるしかないわけです。与
野党の別姓推進派議員にも別姓推進派としてできることはほとんどあり
ません。
そういう意味では確率はあるけど、別姓推進という立場でできることは
極めて限られる、受動的な戦略だと言えます。
仮に政権交代が実現したとして考えられる問題は、参議院で新与党が過
半数を占めない場合、与党側の賛同者が必ず必要になるということでし
ょう。
3.についてももちろん簡単な事ではないでしょうが、少なくとも議員連
盟などの形で正式に与野党の推進派が話し合い世間にアピールすること
は有益だと思います。2.の政権交代を目指す戦略との決定的違いは、推
進派議員が積極的に行動できるという点です。仮に政権交代が実現した
としても参議院などの状況によっては法案採決の決定的な要因になり得
ます。
現在与党の推進派は戦略1を、野党の推進派は2を選択しているという
ことになるのかな。管理人さんやたんぽぽさんは1だったけど本音は2
というところでしょうか。
Posted by: 007 | September 11, 2005 at 09:31 AM
議員連盟や研究会への参加には執行部の了承は必要ないでしょう。しかし問題は法案提出するにあたり、執行部の了承が必要になるということです。
シナリオについて。2があれば一発逆転、3をするには1を通過してからでないと、というのが私の理解です。
集会の発言ですが、ソースはありますがURLで示せる形ではありません。その発言は私も直に聞いているので信用していただければと思います。
お気持ちはよく分かります。これほどまでに熱心に食い下がるのも感服いたします。するべき行動についてももっともだと思うことしきりです。非力といわれればそれまでですが、ご理解いただきたいのは、現実に立ちはだかる壁はとても高いことです。信じられないかもしれませんが、与野党ともに推進派議員は立法化に向けて努力していますよ。今日の結果がどうあろうとも、諦めず模索は続くと思います。そして何が法制化を阻んでいるのか、どうぞ今後も注視してください。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | September 11, 2005 at 09:57 AM
>> ついで、責任があるのは、
>> 周辺の支持者たちだと、わたしは思います。
>強硬派への批判は当然ありますよ。だけど現実的にその批判はいく
>らやっても別姓実現につながらないと思います。
あら、やっぱり、誤解させちゃったかな?
「周辺の支持者」というのは、民法改正の賛成の支持者のことですよ。
(反対派じゃなくて。)
状況を適切に把握していないのに、自分のやりかたでうまくいくと信じきって、
見当違いの活動や、批判ばっかりする人たちが、
民法改正賛成の支持者、推進派にたくさんいるものでね...
(かえって悪影響だったりするので、そういう人たちは、
「身内」といっても、わたしはあえて批判するつもりです。)
Posted by: たんぽぽ | September 11, 2005 at 07:18 PM
管理人さんのこのエントリーと私の最初のコメントに戻る
と、今回の選挙結果は自民党に対する圧倒的な支持よりも、
有権者の野党に対する何でも反対していれば良いという「
野党根性」に対する厳しい批判によるものだという気がし
ます。特に政権交代を目指す民主党は猛省して各法案には
是々非々で対応する姿勢を示すべきでしょう。夫婦別姓に
ついても包括的な民法改正とは切り離して与党の推進派と
折衝するくらいしか道は無くなりました。唯一の光明は自
民党に新しく入った女性議員でしょうか。
>>強硬派への批判は当然ありますよ。だけど現実的にその批判はいく
>>らやっても別姓実現につながらないと思います。
> あら、やっぱり、誤解させちゃったかな?
>「周辺の支持者」というのは、民法改正の賛成の支持者のことですよ。
>(反対派じゃなくて。)
いえ誤解していませんよ。私が言いたかったのは
> ついで、責任があるのは、批判するべき相手を批判せず、
に対してたんぽぽさんが考える批判すべき対象である強硬派
への批判はいくらやっても別姓実現にはつながらないから無
力ですということです。
> 状況を適切に把握していないのに、自分のやりかたでうまくいくと信じきって、
> 見当違いの活動や、批判ばっかりする人たちが、
> 民法改正賛成の支持者、推進派にたくさんいるものでね...
> (かえって悪影響だったりするので、そういう人たちは、
> 「身内」といっても、わたしはあえて批判するつもりです。)
自分のやりかたでうまくいくと信じきっているのはたんぽぽ
さんも同じですね。私は上で記した戦略1が見当違いの活動
だと言っているだけで、私なりに合理的と思う意見を主張し
たまでです。私が状況を適切に把握していないと言われるの
は結構ですが、たんぽぽさんの考える別姓実現への現実的な
戦略とはどのようなものでしょうか?政権交代を待ち続けま
すか?「批判ばっかり」と批判されるならぜひご自分の戦略
を提示してください。
Posted by: 007 | September 11, 2005 at 09:36 PM
007さま、そこまで言うんなら、
ご自分でサイトかブログを作って、そちらに書いたら...?
(ここでいつまでも、議論をふっかけるよりは、建設的だと思いますよ。
お話が堂々回りになっている感じだし...)
それにしても...
「私は、気が短いので、政権交代まで待てないです。」
「たんぽぽさんの目的は、民法改正じゃなくて、政権交代なのでしょうか?」
「反対派をいくら批判しても、実現にはつながりません。」
「たんぽぽさんこそ、批判ばっかりでなく、
実現への現実的な手法を、私にしめしてください。」
...むかし(2-4年くらい前だけど)の
市民団体の主張、そのものですね。(苦笑)
Posted by: たんぽぽ | September 11, 2005 at 10:20 PM
>市民団体の主張そのものですね。
そのとおりですネ。
さて、互いの主張はもうわかったから、堂々めぐりはやめてもいいのでは・・・。
Posted by: 御神崎 | September 11, 2005 at 11:39 PM
いろいろとお疲れさまでした。本当にありがとうございます。
一連の郵政民営化の流れで与党内承認プロセスの常識は崩れたとするのなら、そこに新しい期待をこめてもいいのかもしれません。
ここでの政治の仕組みについての話は「これまで」の永田町の常識としてもいいかもしれません。これはこれで予備知識として念頭においていただければ役に立つこともあると思います。
夫婦別姓を法制化を期待するという点では一致しているので、「これから」を皆さんと一緒に冷静に見て考えていけたらと願っております。どうぞよろしくお願いいたします。