TBS「夫婦別姓法案の行方」
昨晩の筑紫哲也 News23特集「夫婦別姓法案 なぜ通らない?」についてあらためてまとめます。
(2008年11月12日追記:TBSサイトでページが消去されたので上記画像を追加しました。当時は画面右に画像がありました)
特集では夫婦別姓制度を採りあげていました。現行の民法750条(婚姻時にどちらかの氏を選択しなくてはならない)を改正して、夫婦が望めばそれぞれの氏のままでも婚姻を認める制度にすることが議論されています。法制審議会から民法改正の答申が出てからもう9年も過ぎてしまいました。いまだに法改正がなされない背景を探ります。
いい報告ができず、大変申し訳なく思っています。
(例外的に夫婦の別姓を実現させる会 会長 笹川堯 自民党)
法改正が全く進まないなか、事実婚を選ぶ夫婦もいます。事実婚を証明する住民票の「妻(未届)」とか、通称使用では本人確認ができないとか、2001年の内閣府世論調査で賛成が反対を上回ったとか、3月には野党が参議院で11回目となる民法改正法案提出を行ったとか、このブログを見ている人にはいわずもがなのことですね。
なぜ通らないかというと自民党内で法案に慎重な声が根強いから、だそうです。
この法案を阻止するために日本人の良識をかけて戦わせていただきます。
(反対 西村眞悟 自由党(当時))
何度も何度もこの選択的夫婦別姓制度の話を繰り返すよりも、もう、絶対日本人は同姓でいくんだよと、
(反対 西川京子 自民党)
すごいですね。勧善懲悪の使命感に燃えていらっしゃる。でも普段からあれだけ好戦的な発言をする西村議員が「日本人の良識」と言うと、どこか寒気がします。それから「絶対に日本人は同姓」と徹底阻止を宣言していた西川議員はこの発言の後に「家裁が関与するなら賛成してもいいが」と発言したのではなかったかしら。公言した通りなら野田聖子氏の議員立法には反対しないはずですが、最近はどうなのでしょうね。
やっぱりこれは家族バラバラ法案ですよ。子どもは「なぜ私はお父さんと一緒の姓だけどお母さんと一緒じゃないの?」とかなるでしょう。家族の一体性とか、ご先祖に対する感謝の気持ちとかがだんだん希薄になってきますよ。
(反対 森岡正宏 自民党)
それから最近A級戦犯についての発言で物議を醸している森岡議員は2003年の法務委員会では「夫婦別姓を認めると、三々九度の杯もない、事実婚が増える」とか「結婚がルーズになる」とも言いました。氏を選ばなくても婚姻届を受理するように法改正するということは事実婚を減らすことになるのに。理解がさっぱり逆です。さらに先祖への感謝をいうのであれば、氏を絶やさないように夫婦別姓をする人はどうなのでしょう。お家が途絶えることは先祖に対する最大の非礼であるはずです。
自民党内の説得に尽力している野田聖子氏はこう述べます。
やはり自民党の中で反対している人が、大多数とはいわないけど、過半数を超えるくらいで、その人たちの強硬な反対で議論が進まない…。ただ私たちが目指しているのは選択肢を増やしてあげようとしていることです。それぞれの夫婦の思いの中で、いい家庭、いい家をつくっていけばいいのであって、名字がひとつだからって理想的な家庭と思うのは勝手な思いこみじゃないのかなと。
(推進 野田聖子 自民党)
家族がバラバラとか先祖への思いについての反証として次の事例が出てきます。この家庭では妻が通称使用で旧姓を使っています。妻の名字は5文字もある非常に珍しい名字です。5文字の名字は日本では2件しかないそうです。彼女は大学の卒論で氏のルーツを研究したほど熱心だとか、彼女が結婚改姓すればその伝統的な氏は絶えてしまうという事情を抱えていると聞いたことがあります。彼女の氏は伝統そのもの、夫婦同姓制度よりも長い歴史を持っています。それなら自分の代で氏を絶やしたくないと思うのは当然かもしれません。
彼女は結婚して夫の氏に改姓しましたが、氏を残すため、3人いる子どものうち2人を自分の親の養子にして氏を継がせました。戸籍上は母と子がきょうだいとなっていて、3人のきょうだいには2通りの氏があります。しかし日常生活では一家で仲良く暮らしているようすが分かります。子どもはきょうだいで名前が違うことについて「空気のように」「自然で当たり前」とか、気になる時はあったが今はそうでもない、と森岡議員が懸念するような状況でないのは確かです。
番組では彼女はアイデンティティの話を中心にしていましたが、彼女の名字の特殊性についてあまり触れていなかったので補足しておきます。
最後に事実婚の夫婦は離婚後に「夫婦の氏」で両方にチェックが入っている婚姻届を役所に提出したとあります。当然ながらこの届は不受理。ただ、この婚姻届を受理してもらうことが「私たちのストレートな要望」と話していました。婚姻後に使う夫婦の氏で両方を選ぶ、その婚姻届を受理してもらいたい、それだけのことだと。
さて夜が明けると昨晩の番組についていろいろと感想を書いたブログが多数ありましたのでリストにしてみます。ひとつひとつにコメントを書きたいところですが、それはまたいつか。
■●大江戸徒然日記●
「夫婦別姓について」(2005年6月14日 16:05)
■たっきーのゴーゴー日記
「夫婦別姓。そして家庭内での女の居場所。」(2005年6月14日 12:08)
■つれづれなるままに―日本一学歴の高い掃除夫のブログ―
「「選択的夫婦別姓」について」(2005年6月14日 11:19)
■エンジニアの平々凡々
「夫婦別姓のこと」(2005年6月14日 06:19)
■幸せな恋愛・幸せな結婚
「夫婦別姓のこと」(2005年6月14日 00:27)
■にゃるる属
「別姓法案」(2005年6月14日 00:15)
■shiho@blog
「夫婦別姓!!」(2005年6月14日 00:01)
■喫茶花水木
「デメリットは何?」(2005年6月13日 23:57)
■離婚への道のり
「夫婦別姓」(2005年6月13日 23:50)
■サバ
「夫婦別姓」(2005年6月13日 23:44)
■☆ねこびより☆
「夫婦別姓問題にかーっつ!!」(2005年6月13日 23:43)
■よるごや
「夫婦別姓」(2005年6月13日 23:28)
■テレビ番組よもやま話
「夫婦別姓は夫婦の一体を破壊する。」(2005年6月13日 23:19)
■ママは大学4年生!
「パイナップル~」(2005年6月13日 23:13)
■( ´゜ω゜`)っ且
「夫婦別姓法案」(2005年6月13日)
■fesselの気まぐれブログ
「一応時事問題」(2005年6月13日)
■空のつぶやき
「サザエさん一家は家族として成り立っていない?」(2005年6月13日)



Comments
はじめまして。
トラバ、ありがとうございます☆
えーっと、すみません、まず確認なのですが、
ゲスブに感想を書いていただいた「銀猫」さんですか?
もし違ってたら、ごめんなさい。
ゲスブの方では、トラバに触れられてなかったもので…
改めまして、ヤフーでブログやってます。
「☆ねこびより☆」の、みおと申します♪
どうぞ、よろしくお願いします(^v^)
ところで、何か勘違いしてたんで(私が)、まずはお詫びを。
私、情けないことに法学部生のくせに、法的根拠に
触れずに、「夫婦別姓」について感想を述べました。
要所、「違うだろー!」というご指摘は、ゲスブの
方で承りました。ご指摘、ありがとうございました。
ところで、反論ですが(笑)色んな価値観によって、
「別姓を法制化!」というのも分かりますが、
私としては、そのどれも申し訳ないことに
説得力ありません(><)
ゲスブでもおっしゃってましたけど、例えば婚姻前の
論文を改姓後は使えないって、そっちの方がどうかして
ません?だって、書いた人は一緒なワケじゃないですか。
そういったことのために、本当に審議しなきゃいけない
ことを横において、「夫婦別姓」の法制化を審議するって
いうのは、時間がもったいない気がします。
だって、それ一つずつを解決する方が、ぶっちゃけ
早いわけじゃないですか?
まぁ、他にもいろいろと思うとこがあるんですけど、
長くなるので、一つだけ。
また近いうちに、勉強してきて記事にでもしようと
思いますので、そのとき、また読んで下さい♪
※ちなみに、私の意見は、かなり極端かな?と思いますが、
そんな風に思うヤツもいてるんやなぁ程度にお収め下さる
と幸いです。
Posted by: みお | June 14, 2005 at 11:47 PM
>みおさん
すみませんが、私とここの管理者の夫婦別姓を待つ身さんとは、別人です。
あの論文が認められない、というのは実例の一つです。
他の方面でも、「変えたくない」という気持ちは生じてくるのです。
また、仕事上でなくても、私の様に「姓を変えたくない」という思いを抱く人間もいます。
それに、望んでいる人間が実際にいるのに、
「審議している時間がもったいない」
というのは、あんまりではありませんか?
みおさんにとっては、説得力の無い事柄であっても、望んでいる人がいるのなら考えてみる、というのが公共のあり方であり、民主主義であると思うのですが。
また、日本の法律でも、国際結婚では原則別姓となってしまいます(婚姻届を出してから6ヶ月後までに、改姓手続きをすれば、同姓にもなれますが)。
この発想だと、外国人配偶者の立場は、どうなるのでしょう?
姓のこととは別ですが、外国人配偶者は戸籍には記載されるのだそうですが、一番活用される住民票には載らないのです。自治体によっては、世帯主の備考欄に載るところもあるそうですが。それがまた不便を呼びます。
また、離婚したり死別して再婚した場合、その子の姓は?
子供が就学中だと、途中で姓を変えるのが恥ずかしい、嫌だ、という場合もあります。その場合は、両親と姓が違ってしまいます。
色々なケースがあり、結果として別姓を望んでいる人や、なってしまっている人のことも、考えてみて下さい。
>夫婦別姓を待つ身さん
どうも、場をお借りしてこのようなことを書いたことを、ご容赦下さい。
Posted by: 銀猫 | June 15, 2005 at 12:04 AM
>こちらのブログを主催されていらっしゃる
「夫婦別姓を待つ身」さんへ
私のブログへのトラバとゲスブコメントが
同一人物だと思い違いしておりました。
大変、申し訳ありません。。。
勘違いして書き込んだコメントですので、
失礼でなければ削除の方をお願いします。
「夫婦別姓を待つ身」さんにしてみれば、
意味不明な内容ですし…
ただ一つ。。。
私のブログの記事は、決して「賛成」ではありませんので、
こちらのブログで紹介されるには適しているとは
思えません。
真剣に「法制化」をお考えの方々にとっては、
不愉快な内容がかなり含まれると思いますし…
また、私のブログでの「ご注意」として、
コメントのないトラバは消すかもしれませんよーと
言ってますので、申し訳ありませんが、削除します。
その点は、お許しください。
では、失礼します。
Posted by: みお | June 15, 2005 at 03:27 AM
みおさん、コメントありがとうございます。
私自身はみおさんのコメントは不快ではありませんし、むしろ参考になると思っております。でもご本人のご希望とあらば、最初のコメントを削除いたします。トラックバックの削除も了解いたしました。
みおさんは法学部だそうですね。私は理学部卒なので最近までは法律は無知でした。ふと思ったのですが法律を考えるということは、まず現実の社会の成り立ちがどうなっているか、そこにどんな問題が発生しているかを把握するのが大事で、そのうえで法律という道具でどう解決していくか考えるのが法学なのだと気付きました。日本人はまだ法律よりも習慣が重視される傾向にあるので法学部の役割は大きいと思います。期待しております。
銀猫さん、いえいえ、一向にかまいませんよ。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | June 15, 2005 at 11:59 AM
>夫婦別姓を待つ身さん
削除、ありがとうございます。
削除していただいた後で、ビミョーなんですけど、
「社会の問題に則して法律をという道具で、どぅ解決して
いくか」…まったく、その通りのことを私もやったわけですが??
例えば、婚姻前の論文が使えない→じゃぁ、その制度を変えないさい。
同じだと思うんですけど…。変えるものが違うだけで。
あと、勘違いされたくないので、私は「夫婦別姓」そのもの
については賛成でも、反対でもなく、余計にタチの悪い
「どぅでも良い」なんですよ。
なんで、どぅでも良いかといえば、「選択的夫婦別姓」は
名乗る気は全くナイからです。
あと「選択的夫婦別姓」自体は、とても素晴らしい制度で
あっても、その審議を隠れ蓑にして、大きなモノを変えようと目論んでる政治家っていますからねー。
それが、かなりムカついてるんですよ。
何言ってんの?と思われるかもしれませんけど。。。
まぁ、あんまりはっきり言いたくないので、こんな中途
半端ですみません。。。たぶん、そのうち?分かってくると
思いますよー。夫婦別姓を本気で望むなら、
法学より、「政治学」とか「法政策論」とかを勉強される
ことをオススメします。
最近の制度改革論議が、ある一つのこととどっかで
結びついてることが見えてきて、ビックリしますよ。
って、これ、私の大学の「家族法」の先生が言ってたので、
たぶん、ドッパズレてはないと思われます。
>銀猫さん
銀猫さんのおっしゃってることは、問題のすり替えですよ。
一見正しそうに見えますけど、夫婦別姓で「戸籍法」とか
「住民基本台帳法」って、そういう意味では関係ないでしょ?
あと、離婚してどぅの~ということを考えるなら、
松田聖子さん、SAYAKAさん親子について考えてみれば
良いじゃないですか?
あと、兄弟で姓が違うとかの方がいぢめられそう。
しかも、それって親のエゴであって、兄弟間でも姓が違うっ
て、他の「夫婦別姓」等を取り入れてる国ってあります?
私が知ってる限りだと、ナイような…あっても少ないような気がするんですけど…。
夫婦のことは自分らで決めればいいけど、子どものことまで
勝手にするなよ、って思うんですけど。。。
どこが、国民の自由と平等やねん?ただの親の自由な
だけやん。
感情論だけで、法律を変えることがどれだけ危険なことか
分かってないでしょ?銀猫さんは。
「あんまりだ~あんまりだ~」などと騒ぐなら、
最初から「どぅでも良いけど、どっちかと言えば反対」の
私のブログになんてこなきゃ良いのに。
それこそ、時間の無駄じゃないですか?
感情論でこられても、議論にすらなりませんよー
あと、あなたの場合は、待つ身さんとは違って、
法体系のお勉強から始められたほうが良いですよ。
※銀猫さんのコメントで、ブチキレてしまいましたので、
↑みたいなコメントになりました。
この点、待つ身さんすみません。
あと、私のブログをこの場で公開するのもヤメテ
ください!
私のブログは、こちらのブログとはそぐわないし、
ただの趣味なんで、意味ないと思います。
私のコメントは、この後、すべて消してください。
そのように勝手にトラバ撒き散らすのは、やめた方が
良いですよ。私みたいに、不愉快になる人間もいますので。
Posted by: みお | June 15, 2005 at 01:33 PM
みおさんへ
最初は「トラバ、ありがとうございます☆」とフレンドリー、次には恐縮していて、3つめに急変。なぜそうご立腹なのでしょうか。
夫婦の氏については「どぅでも良い」けど法律や政治的に釈然としないなら、いろいろと研究して再度発表してみてはいかがでしょうか。せっかく法科もある大学の法学部4年生なのですし。最近では就職活動の面接でも夫婦別姓制度が話題になるそうですから、考えをまとめることは有益ではないかと思います。
それから自らコメントを記入して後で消せとはこれいかに。最近の制度改革論議など貴重な情報もあるようなので、このコメントは残すべきだと思います。また最初のコメントは錯誤がおありだとのことで削除依頼に対応しましたが、みおさんの本質的な主張が含まれていますし再掲することにします。
ブログに書くということは、不特定多数から読まれたり、リンクされたり、引用されたり、コメントされたりする可能性があることを理解するべきだと思いますよ。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | June 16, 2005 at 12:20 PM
トラックバックありがとうございました。
夫婦別姓を待つ身の溜息さんのブログをみて、私もすごく励まされたので、私の意見としてブログで語っていこう!と決意しました。
まさに、私、事実婚をしようとしています!
別姓を選んだというよりも、お互い仕事続けるし、結婚するのは私たち個人同志だし(家じゃないし!)、互いの姓はそのままでいいよねー・・・ということでいくことにしました。
職柄、職場の先輩は事実婚も少なくないのですが、思いのほか、職場以外の仲のよい友達や周りからの反応は、拒絶気味・・・
「え?なんで敢えてそんなことするの?」「普通が楽だよ。みんなと同じように籍を入れるのが無難だよー」と、変わり者を見るような感じの返事が返ってきました。(笑;)
これから、私の経験談や、考えていること、疑問に思っていることなどなどをマイブログに書いていこうと思ってます。
これからもよろしくお願いします!(^^)
Posted by: ミッチ | June 18, 2005 at 11:52 PM
同年代のミッチさん、コメントありがとうございます。
私もネットの先輩方?に励まされ、実益をとることにしました。平然としていれば周囲の違和感も次第に減るのではないでしょうか。日常生活をいかに明るく、便宜を図るようにすることのほうが大事だと思います。制度が不自由なら、柔軟に運用するしかないかなと。
筑紫さんは特集の最後に「法制化が滞っているから夫婦別姓が必要な人はこんなにややこしいことをしなくてはならない」というようなことを言っていたような気がします。確かにアクロバット的な運用かもしれませんけどね(苦笑。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | June 19, 2005 at 11:56 AM
リンクのブログリスト、いつになく反対意見が多いんだけど...
番組を見て、危機感を持った反対派が、多かったのかな...?
Posted by: たんぽぽ | June 19, 2005 at 07:25 PM
偉そうなことを書かせていただきます。
世の中には色々な主張を持った人がいるものでございまして。
日記では自分が好きなことを好きなように書いていますけれども、それぞれどれが「絶対的に正しい」というものはないように常々考えております。
拝見したブログリストを読みますと、賛成反対色々な意見がありますが、反対派の頑固さはとりあえずおいといて、賛成派の方々の理由付けにも切実ではありますがかなり感情的なものが見受けられるように思います。
ここで問題になるのは、反対派の多数が男性であり、賛成派の多数が女性であるということです。
つまり、双方どのように理屈付けをしても、現実的現象の問題として、「(たとえ選択性であるにせよ)夫婦の「姓」ならぬ「性」を巡る「制」の対立論に終始してしまうおそれがある、と思います。
それならば、「夫婦」の問題にして互いの対立を深化させるのではなく、「親子」の問題として妥協できるところから始めてみてはどうだろうか、と中立の野次馬としては考えてしまうのですが。
最後になりましたが、管理人さんをはじめ夫婦別姓を希望する皆さんの検討と幸運を祈念いたします。
Posted by: 嵯峨山登 | June 20, 2005 at 12:04 PM
嵯峨山登さん、コメントありがとうございます。
もともと家族や夫婦とは日常的に情緒を共有し連動させていますし、名前とはアイデンティティの象徴でもあり、感情を抜きにして語るのはかなり困難だと思っています。ただし感情論だけでは進展しません。それぞれの思いや理念をどうバランスとるかが難しいところだと思います。
またよく女性問題は男女の対立構図がいたずらに強調されることがあり、私も懸念しています。ただ反対が男性で賛成が女性というのは、どうでしょうか。風評かもしれません。内閣府の調査を見る限りでは、男女別よりも年代別の方が賛否は顕著ではないかと思います。
http://fb-hint.tea-nifty.com/blog/2005/01/post_6.html
それぞれの意見も人生観も、正否はつけられないと思います。もし夫婦や家族で同意がとれているなら制度が拒否することもないのではないかと思うのですが。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | June 20, 2005 at 12:49 PM
嵯峨山登さま、はじめまして。
「たんぽぽ」ともうします。
>「親子」の問題として妥協できるところから始めてみてはどうだろうか、
親子の問題、というのは、どういうことですか...?
(↑のような、ジェネレーション・ギャップのこと...?)
Posted by: たんぽぽ | June 20, 2005 at 01:51 PM
なるほど。
確かに年代別に顕著のようですね。
受けた教育を反映しているようです。
と同時に。
アンケートの信頼性の問題があります。
つまり、これは自分が所属するジェンダーの一員として申し上げるのですが、男性は公的な発言では「選択的夫婦別姓、いいじゃない」という顔をします。
「ものわかりのよい男」と思われたいからです。
けれどもいざ自分の身にふりかかってくると、どうでしょうか。
たちまち「本音」が顔を出すかもしれません(苦笑)。
もちろん。
本当に「ものわかりのよい」「優しい」男性も増えてきているとは思うのですが、それがどの程度アンケートの結果に反映されているかどうかはまた別の問題です。
特に田舎に行けば行くほど夫婦別姓への抵抗は強いでしょう。
また、制度というのはなんとなくトップダウンのような悪印象を抱いてしまいがちですが、世間的な常識(悪く言えば因習)を反映している側面もありまして、だからこそ選択的夫婦別姓への道のりがかくも遠いのだろうと思います。
「理念」と「常識」を対立させる必要はないのでしょうが、戦略として「理念」だけが先走れば、せっかくの「姓を選べる結婚制度への希望」が何だか「性を選べる結婚を認めよ」と主張するくらい「とんでもないこと」を言う、という印象を高齢者の方に与えてしまうかもしれません。
もちろんお年よりの方はこうしている今も2分に1人の割合であの世に召されているわけで、だったら気長に待てばよい、自分たちはあくまでも正攻法でいく、という考え方もあるとは思うのですが。
ただ政治家は結構高齢者が多いですからね。
法律や制度の動向を左右するのも政治家です。
世論が大きく選択的夫婦別姓に傾くことが当面期待できないとすれば、つまり、「夫婦別姓」を焦点にして頑固な老政治家を選挙でひきずりおろすことができないとすれば、どうやって彼らのかたくなな心に訴えかけるか、彼らがしぶしぶながらでも選択的夫婦別姓を認めざるを得ない方向に持っていくためにはどうすればいいかを考えるほうがより現実的・生産的ではないでしょうか。
そしてそれは、「感情的」であってはできないことだと思うのです。
あしからずお受け取りください。
Posted by: 嵯峨山登 | June 20, 2005 at 02:23 PM
「たんぽぽ」さん、はじめまして。
えー、管理人さんはすでにお分かりだと思うのですが、要するに
「嫡子・庶子」の規制を緩和する、ということです。
以下をご参照ください。
http://plaza.rakuten.co.jp/sagayama/diary/200506140001/
Posted by: 嵯峨山登 | June 20, 2005 at 02:31 PM
嵯峨山登さん、たびたび恐縮です。
一般的な社会制度についてと、いざ自分の身に降りかかる場合では、答えは必ずしも一致しないということでしょうか。さもありなんですね。
ただ内閣府の調査では前者の目的で質問し、多くがそれに呼応して回答したのでしょうからいいのではないでしょうか。なかには後者として回答した人もいたかもしれませんが。
ご指摘のように実際の夫婦関係において男女の意識の差はあると思います。実際にその差が埋められず苦労している話は時々耳にします。しかしこちらは社会制度というよりは男女の問題なので、それぞれが最適な解決策を選ぶことになるのだと思います。こればかりは他人は関与できません。よくコミュニケーションをとって、うまく解決できるようにと祈るばかりです。
あと法制度に最も近い存在にどうすれば納得してもらえるかは現実的な問題として模索しているところでしょうか。少なくとも感情的にならないように気をつけようと心がけてはおりますが。だからといって冷徹すぎても共感を得られませんし。難しいところです。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | June 20, 2005 at 07:13 PM
嵯峨山登さま、レス、どうもです。
ブログ、拝見させていただきました。
> 「嫡子・庶子」の規制を緩和する、ということです。
> http://plaza.rakuten.co.jp/sagayama/diary/200506140001/
婚外子の相続差別でしたら、いまも健在ですね。
それ以外で顕著な差別といったら、戸籍の記載になるのかな...?
先日、記載あらための、裁判をやっていたんだけど、
ほとんど解決にならない解決にでした。
(これは一審のときだけど、二審はもっとあっけない。)
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2255/page038.html
http://www.geocities.co.jp/NatureLand/2255/page040.html
もともと、婚外子差別の問題は、は選択別姓とともに、
民法改正の課題に含まれていたのですが、
反対派の抵抗が強いという理由で、民法改正から、
婚外子問題を切り捨てたいきさつがあるくらいです。
反対派たちは、婚外子に対しても、別姓なみかそれ以上に
頑固きわまりないようで、こちらが、早く実現できるとも思えないです。
>賛成派の方々の理由付けにも切実ではありますが
>かなり感情的なものが見受けられるように思います。
ウェブログは、各人が、自分の気持ちや思いを、
自由に綴っているものが、多いでしょう...
だれかを説得することを、目的とした理論展開なんてのは、
かならずしも念頭にないものだと思います。
なので、それを、「感情的」と批判したところで、
はじまらないんじゃないかな、と思いますよ。
(理論展開を駆使して説得するのを、目的とするコンテキストで、
感情的になっていたら、問題視したほうがいいでしょうけど。)
Posted by: たんぽぽ | June 20, 2005 at 09:42 PM
>たんぽぽさん
なるほどねえ…勉強になります。もともとこの問題に関しては門外漢なので、ただトラックバックのご挨拶のつもりが長々としたコメントになってしまったわけですが。
>反対派たちは、婚外子に対しても、別姓なみかそれ以上に
頑固きわまりないようで、こちらが、早く実現できるとも思えないです。
少子化問題と絡めても無理ですかねえ。選択的夫婦別姓への裏ワザになりうるかと思ったのですが。ううむ。
>ウェブログは、各人が、自分の気持ちや思いを、
自由に綴っているものが、多いでしょう...
だれかを説得することを、目的とした理論展開なんてのは、
かならずしも念頭にないものだと思います。
なので、それを、「感情的」と批判したところで、
はじまらないんじゃないかな、と思いますよ。
批判じゃないんですけれどね(苦笑)。
「トラックバックのご挨拶がてら」ということでの感想です。
それまではここの存在も知らなかったのですから。
なんだかね…皆さんこの問題についての「専門家」で、それぞれ「知識」で理論武装しておられるのはわかるのですけれども(あ、こんなこと書くとまた「批判」と「感情的」に誤解されてしまう…ま、いいかそれはそれで)、身内の「理念正しさ」を内輪で確認しあっているだけのような気がして。
ここで「センス」について語るとまた誤解されそうなので置いといて…
例えばね。
管理人さん、たんぽぽさん。
これはあくまでも無責任なオブザーバーとして申し上げるのですが(苦笑)、ウェブログで同じ思いをしている仲間同士手をつなぐことはできませんか?
少子化対策と絡めて庶子・嫡子の規制を緩和する(シングルマザーであっても「嫡子」に準じてよい。「庶子」とはあくまでも不倫関係にある男女の子で、かつ女性が遺産相続や養育費の問題でそれを申し立てた場合に限る、と定義)のが無理なら無理でかまわないのです。それが戦略として無効だとおっしゃるのなら、それに固執するつもりはありません。こちらはあくまで提案しただけですから。
それならそれで。
選択的夫婦別姓に反対している議員の名前をリストアップして彼らを当選させないためにはどうすればいいかとか、
比例代表制は全国区だから同志(!)で協力して自民党には入れないようにしようとか、
ウェブログから立ち上げる市民運動とか、
トラックバックのお礼ついでに申し上げるならば、そういう記事が読みたいですね、個人的には。
要は民主主義といっても結局は多数決の原理だから、夢を実現させるために具体的にどうすればいいか、というところまで踏み込んだ意見を聞きたいのです、こちらとしては。
まあ管理人さんには管理人さんの立場がありますから、そうそう自分の個人的嗜好を満足させるわけにもいかない、ということは承知しておりますので、どうぞあしからずお受けとり下さい。
(ふうう…せっかくトラックバックしていただきましたけれど、こういうところへのご挨拶は疲れますね、管理人さん)
Posted by: 嵯峨山登 | June 21, 2005 at 10:03 AM
嵯峨山登さん、ご丁寧にありがとうございます。
かえって気苦労が増えてしまったようで恐縮です。
参考になる意見をどうもありがとうございました。
Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | June 21, 2005 at 11:43 AM
はじめまして。
「幸せな恋愛・幸せな結婚」ブログのゆーみんと申します。
トラックバックしていただいて、どうもありがとうございます。
このたび、ブログの引っ越しをしました。
トラックバック先も変更していただけたら大変助かります。
どうぞよろしくお願いいたします。
「夫婦別姓のこと」トラックバック新URL
http://blogs.dion.ne.jp/pairshop/tb.cgi/1469107
Posted by: ゆーみん | July 13, 2005 at 02:59 PM
お忙しいところ、引っ越し先URLの方にもトラックバックしていただき、どうもありがとうございました!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
Posted by: ゆーみん | July 14, 2005 at 08:29 PM