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December 15, 2004

私の不都合回避法

 結婚して4年、夫婦別姓の法制化を待ち3年。法律が変わらないなら、せめて巧みに回避して不毛なストレスを軽減させたほうが賢明と判断しました。事実婚へ移行するために離婚する前にいろいろ思案しました。

 夫婦であると有利なことは離婚前にすませました。そうはいっても、扶養でないため控除もなし、生命保険も保険証も別々なので継続的に夫婦にしておかないと経済的に困るということはないのです。こんな私たちが夫婦になろうとするのはおかしいでしょうか。

 住居は夫婦の時に決めました。事実婚でも住居は見つかるとは思いますが、夫婦であるほうが何かとスムースです。契約後に離婚して、そのまま事実婚で住むのは私たちの自由です。規約にも「契約者は永続的に法的な夫婦に限る」という記載はなかったと思います。

 携帯(ドコモ)の家族割引も夫婦の時に設定しました。一応ドコモは事実婚でもファミリー割引はOKだそうですが、ショップによって拒否されるようなので、夫婦の時にやっておいてよかったです(ショップと相談窓口で見解が違うのはどうも解せません)。家族割引を設定した後に事実婚に移行することも問題あるとは思えません。

 前に記したとおり、離婚届を出して旧姓を本名にしてから、銀行口座、カード、パスポートなどを元の氏に戻しました。これで仕事上はほとんど2重に氏名を出すことはありません。なんとも晴れ晴れとしたいい気分です。

 ただし免許証は夫の氏のまま放置しています。とはいっても、運転することもないので、凍結状態です。身分証明書を求められたらパスポートを提出します。住基カードを作成してカード型の身分証明書にしようかと考えましたが、私が使う銀行では住基カードは身分証明書として扱わないそうなのでやめました。

 2系統の氏を渡り歩きましたが、私が重視しているのは何かに記名する時や身分証明書を提示する時、その時点において身分証明書と公的書類との矛盾がないようにすることです。いまでは戸籍の届はスイッチのようなもので、受理されると身分証明書の有効と無効も切り替わるとイメージしています。

 私の方法はペーパー離再婚と似ていますが、スイッチの方向が逆です。ペーパー離再婚とは、普段は法的な夫婦で旧姓を通称で使用し、もし旧姓の公的書類が必要になれば一時的に離婚します。いっぽう私は普段が法的な夫婦ではなく、もし法的な夫婦であることが必要になれば再婚する予定です。でもまだ実行する必要性には直面していませんが。

 どちらにせよ、必要に応じて届を出して切り替えるには

○リスクも踏まえ自分に最適な方策を練る
○制度、法律、各種手続きを熟知する
○何度も届にサインしてくれる友人を2名確保する

ことが大切です。

 それから、もしこうした工夫で結婚改姓の不都合を軽減したとしても、夫婦別姓を法制化する必要性が失われることはないと私は思います。むしろ書類に記載された内容と実態になんらかの不整合が発生すること自体、制度が実態に適していないことの現れだからです。ただあくまでも書類を工夫する目的は不都合回避のみと考えたほうがいいと思います。

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