公明党の譲歩と条件
経緯にひとつ追加しました。2004年3月10日の件です。
夫婦別姓法案が何通りかに分かれることは10月8日に記載した通りです。ここであえて公明党バージョンは外していました。
なぜなら、
(A)内容として野党案とほぼ同じ
(B)現在は提出していない
からです。理由(A)は公明党の経緯を考えれば然りです。公明党は与党の仲間入りをしてからも、野党案とほぼ同じ内容の民法改正案を繰り返し国会に提出していました。
ちなみに衆議院に出された法案は衆議院が解散するとクリアされてしまいます。そのため、野党も公明党も解散すれば再提出を繰り返していました。去年も総選挙でクリアされてしまったため、野党は新たに民法改正案を今年の通常国会に提出しました。しかし公明党は今年は出しませんでした。
公明党が民法改正案を再提出しない理由はなぜだろうと疑問に感じつつも、今日は興味深いニュースをひとつ発掘しました。公明党女性局Webサイト iWoman のニュースクリップ集を見ると、自民党が法務部会を開く前日に公明党は自民党案に相乗りすることを決めていたのです。
2004.3.10 夫婦別姓の制度化で協議――党女性委員会
ただしニュース本文にもあるように、「選択的夫婦別姓の実現をめざす」ことは変わらないようです。しかし実現にこぎつけるためには、自民党案に賛成すると譲歩を決めたようです。
なんか長い物に巻かれるみたいに見えますが、そんなに悲観することもないと思います。なぜなら、「付帯決議に数年後の見直しを盛り込むことを条件に」とあるからです。与党が自民党だけだと、家裁の案が成立してしまったら当分そのままで運用されてしまいそうですが、数年後に見直しがあるなら要件は緩和される可能性もあります。
あとは政権が変わらないならば、自民党内で国会に提出することさえ調整つけば。…なんとか状況が打開できそうにも思えるのですが、これがまたなかなかテコでも動かないようで。。。


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