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September 29, 2004

南野法務大臣と夫婦別姓

 本日午後には副大臣も決まったようです。新人事における夫婦別姓の賛否をじろじろと眺めつつ、まずは法務大臣に就任した参議院の南野知恵子氏から。それにしても貫禄ありますよね。ソウルフルなママってイメージです。

 「南野」と書いて「のうの のおの」と読むそうです。ローマ字ではnouno noonoでノンノみたいですが、ちょっとイメージが違いますね。看護師や助産師の経歴があるようです。看護系というと、自民党には他にも能勢和子氏や清水嘉与子氏もいて、意外と多いようですね。

 これまで南野氏は超党派の衆参女性議員懇談会の世話人を務めるなど、野党議員との接点もあるようです。そうしたネットワークと医療分野での経験からか、これまでDV法や戸籍の性別変更にも深く関わってきました。例えば著書のひとつ「詳解DV(ドメスティック・バイオレンス)防止法」は超党派議員との共著です。

 そうした背景を見ると夫婦別姓もあながち反対ではないのではと思えますが、明確な賛否を表明したものはまだ見出せません。

 ただしもし(反対の)意向があったとしても、個人的な意見を挟む余地はあるでしょうか。前の野沢法務大臣は今年2月17日に閣議後の記者会見で「個人的には同じ方がいい」と口を滑らせましたが、「法務大臣が法制審答申に反する意見を述べた」と新聞で指摘されたり、後に野党から攻撃される羽目になりました。

 法制審答申は忘れてはなりません。法制審答申とは、法務大臣の諮問に対する識者の回答ですから、とても重みのあるものです。いくら当時の大臣ではなくても、法務大臣は代々法制審答申を抱えてそれを実現することを考えていかなくてはならないのではないでしょうか。

 それにしても、南野氏のこれまでの経歴からすると法務省よりは厚生労働省に関係が深いような気がします。本人の要望としては厚生労働省だったのではないかと思えてしまいます。なにせ厚生労働の担当と思える「少子化対策」が法務大臣に課せられているのですから、それでバランスを取ったのかなとも思えてしまいます。だってそれに法務大臣というと死刑執行命令も出す立場なのに。でも「女性と刑事法に関するプロジェクトチーム」の座長も務めていたようなので、まあ納得と言えば納得です。

 それに夫婦別姓の法制化と少子化対策の関係も気になります。少なくとも無関係とは言い切れません。氏の変更が困難ゆえに法的な夫婦を断念すると、出産にも踏み切れなくなる傾向にあります。なぜなら、法的な夫婦でないと、片方しか法的な親になれないからです。夫婦別姓が法制化されたら、安心して子どもを産み、育てることができると思う夫婦が増えると思うのですけど。こういうとある厚生労働族議員は反発したそうですが。(佐々木知子元参議員の「最近思うこと Vol.105 非力」より)

 さて南野氏、今後どう活躍してくれるでしょうか。

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Comments

自己レスで失礼します。
南野氏が2001年4月に自民党女性局長としてインタビューに答えたページがありましたので追記しておきます。

http://www.jimin.jp/jimin/wv2000/news/130402b.html

Posted by: 夫婦別姓を待つ身 | October 04, 2004 05:28 PM

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