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April 28, 2004

旧姓も検索してくれる夢のシステムよりも

 氏名を変更することにまつわる苦労は体験しないとなかなか想像できないようです。私も実際に結婚改姓するまではその深刻さを軽く見ていました。

 特に名前が看板となる職業では当人の業績が検索されにくくなることは問題となります。当人も不利益を被りますし、周囲も混乱します。

 それでも結婚改姓の不都合が想像できない人には、「旧姓の実績も検索できるようにすればいいのでは?」と安易に考えてしまうようです。

 旧姓の業績も検索できるようにするには、システムに氏名対照表と新機能を追加しなくてはなりません。氏名対照表とは新姓と旧姓および愛称を登録する一覧表(テーブル)です。新機能とは、検索キーワードに入力された氏名の別名を検索してから、氏名と別名で検索を行う機能です。

 つまり「谷亮子」で検索するなら、「谷亮子」の別名を検索して、旧姓「田村亮子」、または愛称「ヤワラちゃん」も検索キーワードとするように、関連する検索キーワードを自動的に追加することです。

 このような夢のシステムを世界的に普及させることは実現可能でしょうか。氏名対照表のデータはどう維持すればいいのでしょうか。この機能をあらゆるデータベースに標準搭載するにはどうしたらいいのでしょうか。そのコストは誰が負担するのでしょうか。もしやるとすれば限定的でしょうし、もし実装できれば商売にできるでしょう。それほど容易ではないことは確かです。

 結婚して名前を変えることに喜びを見出す人がいてもいいと思います。旧姓の利用範囲を広げるためにいろいろと工面するのも悪くないと思います。いやしかし、その前にちょっと考えてみてください。

 名前を変えずにすむ選択肢があってもいいのでは?

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